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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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3年後

読んでいただきありがとうございます。

版)


——三年後。


あのときは、結局一台も売れなかった。


たぬきみたいな親父に、軽くあしらわれて終わり。


——揶揄われただけだったのかもしれない。



そして、あの女も。


何も言わず、また姿を消した。


結局、俺の日常は元に戻った。


仕事と、パチンコ。


それだけの生活。


朝は並び、

夜もまた並ぶ。


勝てば少し余裕ができる。


負ければ、また繰り返すだけ。


気づけば三年。


何も変わっていないようで、

どこか空っぽだった。


その日、俺はふらっとディスカウントショップに立ち寄った。


特に目的もなく、商品を眺めていると——


すれ違いざま、店員とぶつかりそうになる。


「チッ」


小さく、舌打ちされた。


……なんだよ。


思わず振り返る。


だが、店員は何事もなかったかのように去っていく。


気分が悪いまま、店内を歩いていると——


背後から声がした。


「久しぶり」


その一言で、体が止まる。


振り返らなくても、わかる。


忘れるはずがない。


そこにいたのは——


あの悪魔。


みゆきだった。


「こないだ買った車、もう車検なんだよね」


軽い調子で、あいつは続ける。


「どうせだからさ、買い替えようかなって」


そして、何事もなかったかのように笑う。


「また行くね」


……またか。


わかっている。


こいつは信用できない。


三年前だって、そうだった。


それでも——


俺は、どこかで期待していた。


こらからも読んで頂きたいです。

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