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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: もり


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VSみゆき

今日も、読んで頂きありがとうございます。


たぬきは、とうとう静かになった。


最近は、あまり文句も言わない。


だが——


ポケットに小銭を大量に入れて、ジャラジャラ鳴らしながら歩いている。


……うるさい。


もう生きる騒音だ。


完全に中学生である。


そんな中、俺はみゆきとゴルフに行くことになった。


そして俺は提案した。


「今日、俺のスコアが良かったらお小遣い上げてくれ」


だが、問題がある。


俺のゴルフスコアは——


ボーリング上級者レベルだ。


そしてゴルフ場に到着。


第一ホール。


さすが俺。


ドフック。


前進4打確定。


一方みゆきは、レディースティーの前の方から、のほほんと打っている。


このままでは勝負にならない。


そこで俺は考えた。


……プレッシャーをかけよう。


「ナイスショットー!」


「パーいけるよー!」


「今日俺に勝てるねー!」


すると——


チョロ。


グリーン周りではトップ。


あっち行ったり、こっち行ったり。


完全に迷子。


第一ホール、パー4。


俺+8。


みゆき+8。


……なんとかついていけそうだ。


第二ホール。


パー3。


俺、グリーンオーバーしてバンカー。


……終わってる。


そこで俺は再び応援する。


「ワンオンいけるよッ!」


するとみゆき——池。


作戦成功。


第二ホール。


俺+6。


みゆき+7。


……この作戦、いける。


お小遣いアップ見えてきた。


そしてコースを回り——


最終ホール。


俺120打。


みゆき119打。


最大のピンチである。


最終ホール、ティーショット。


今日一番の当たり。


250ヤードは飛んだ。


だが——


最終ホールのレディースティー、めちゃくちゃ前。


みゆき、チョロ。


……しかし、ほぼ俺と同じ位置。


納得いかない。


もうこうなったら、グリーン周り勝負だ。


俺もみゆきも、トップしまくる。


行ったり来たり。


パターなのに、ほぼドライバーの勢い。


そして最後——


カランカラン!


俺の球がカップに入った!


最終結果発表。


俺——128。


みゆき——129。


勝ったーーー!


俺は勝った!


ついにお小遣いアップだ!


俺はみゆきに聞いた。


「これでお小遣い上がるよね?」


するとみゆき。


「そうだね、5年後ね〜」


……悪魔は、今日も元気だった。

よろしくお願い致します。


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