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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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VSみゆき

今日もありがとうございます。

ゴルフは、まったく上手くならなかった。


最近では、ほぼ諦めている。


それでも月に一回くらいは、

みゆきの足としてゴルフ場へ連れて行かされる。


俺はプレイヤーではない。


送迎係だ。


そんなある日。


俺は思った。


……そういえば、俺、社長じゃないか。


そこでみゆきに、


お小遣い交渉を持ちかけた。


そう。


俺は社長なのに、月三万円。


しかも——


職人にジュースを買う。


お客様と打ち合わせで茶を出す。


飲み物代。細かい出費。


全部、自腹。


……理不尽すぎる。


さらに、社長になる前は社員扱いだったので、


一応ボーナスがあった。


ボーナス月だけは、


お小遣いプラス一万円。


年二回。


つまり、年間二万円の希望だった。


だが社長になった瞬間——


「社員じゃないからボーナスなし」


……年間二万円、消滅。


さすがに、おかしいだろ。


そう思って交渉に入った。


結果——


予想通り、決裂。


「増額はなし」


即答だった。


「職人さんや社員と飲みに行く時は?」


そう聞くと、みゆきは言った。


「あなたのお小遣いの範囲でやって」


……は?


一方で、みゆきは違う。


子供たち(今では兄弟姉妹らしい)と出かける時は、


会社の経費。


みゆきの飲み会も、経費。


ゴルフも、経費。


ガソリンも、使い放題。


俺が「俺にも使わせろ」と言っても——


ダメ。


……独裁国家か。


だが、その時。


俺はついに突破口を見つけた。


経費を使いたい時は——


みゆきを連れて行けばいい。


俺の飲み会?


みゆき同伴。


ゴルフ?


みゆき同行。


外食?


みゆき付き。


これなら経費だ。


……完璧だ。


俺は心の中で叫んだ。


これぞ、Win-Winだぜ。


ただし——


みゆきが来る時点で、


たぶん俺だけ負けている。そんな気がした。

面白かったらブクマ、評価よろしくお願い致します。

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