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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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社長!

今日も読んで頂きありがとうございます。

母の死の悲しみも、

少しずつ薄れてきた頃だった。


たぬきが、俺の前に現れた。


そして、何でもない顔で言った。


「そろそろ、社長やるか?」


……え?


なんですと?


ついに来た。


小金持ちたぬきが、

社長交代を口にしたのだ


本当なら、少し考えるべきだった。


だが俺は——


「はい」


反射的に返事していた。


そして俺は、社長になった。


……表向きは。


だが、これも罠だった。


たぬきは俺を社長に据えると、


会社の金を——


俺名義で1000万円借りた。


そして、その金を株に突っ込んだ。


……遊び感覚で。


その結果、会社の支払いは苦しくなり、


足りなければまた借金。


地獄の自転車操業だ。


たぬきは仕事もしない。


証券会社の女の子を呼びつけては、


金持ちぶっていい格好をする。


こいつは、本物のクズだと思った。


人の金。


会社の金。


俺の名義。


何ひとつ責任を取らず、


やりたいことだけやってふんぞり返っている。


しかも——


社長の席すら譲らない。


俺は平社員と同じ机。


肩書きだけ社長。


中身は、ただの便利屋だった。


ようやく気づいた。


こいつは、社長を譲ったんじゃない。


責任だけ、俺に押しつけたのだ。


支払いに追われ、


俺は仕事を取りに走った。


現場にも出て、指揮も執る。


帰れば、家事。


会社でも家でも、働くのは俺だけだ。


こいつらは——


婿養子に来てもらっても、


何ひとつ感謝していない。


俺の精神は、もう——


崩壊寸前だった。

婿養子は来てもらったら大事にするのでは?

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