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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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俺の子はタヌキの子

今日も読んで頂きありがとうございます。

不動産詐欺にあったたぬきを見て、


少しだけ——


ざまぁみろ、と思った。


だが、俺の現実は変わらない。


今日も奴隷のように働いていた。


あれ以来、たぬきは外に出なくなった。


家にこもり、株ばかりやっている。


毎週、証券会社の担当の女性を呼びつけては言う。


「どの株が儲かるんや?」


「俺は金持っとる。待てるねん」


……相変わらずだ。


そんなある日。


俺は、たぬき・女豹・みゆきに呼び出された。


家族会議。


議題は——相続。


税金対策らしい。


その瞬間、俺は思った。


ついに来た。


生前贈与か。


ここまで耐えてきたのは、この日のためだ。


心の中で、少し踊っていた。


だが——


現実は違った。


「お前の子供たちを、俺の養子にする」


……は?


光。


三月。


皐月。


三人とも、たぬきの養子になるという。


つまり——


兄弟になるらしい。


意味がわからない。


俺の子かどうかも怪しい連中だが、


それでも、これはショックだった。


こいつら——


俺には何も残す気がない。


財産は、自分たちの血縁だけで回す。


そのための制度利用。


俺は、その場で理解した。


やっぱり俺は——


ただの使用人だ。


夫でもない。


家族でもない。


跡取りでもない。


便利な労働力。


それだけだ。


不動産だろうが株だろうが、


全部また騙されちまえ。


そう思った。


今日から子供たちは兄弟姉妹。


俺は——


なぜか長男扱い。


……俺は、何のためにここにいる?


会社の株も、ほとんど持っていない。


財産もない。


立場もない。


残っているのは、疲労だけだ。


もう俺の精神は——


崩壊寸前だった。

これ実話!ほんとにショック受けますよ。精神が病みます。

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