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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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名探偵

今日も読んで頂きありがとうございます。


俺は、彼女とちょこちょこ会うようになっていた。


三日に一回くらい。


そのくらいの距離感が、ちょうどよかった。


少なくとも、俺はそう思っていた。


だが、ある日から——


みゆきの機嫌が悪い。


いつも二十時間寝ている女が、


最近は十五時間しか寝ていない。


……寝不足か?


そう思っていた。


違った。


バレていた。


俺と彼女のことが。


しかも、普通じゃない。


みゆきは探偵を使い、


証拠写真を集めていたのだ。


さらに——


ドライブレコーダーの映像まで、


すべて保存済み。


その瞬間、点と点がつながった。


助手席に積まれていた、謎の機械。


やたら後ろを走ってくる車。


人気のない場所なのに、


前からトコトコ歩いてくる女。


……全部、探偵だった。


怖すぎるだろ。


そして始まった。


みゆき。


たぬき。


女豹。


三者面談。


いや——


公開処刑だ。


まず最初に出てきた言葉は、


もちろん——金。


「慰謝料だな」


「お前にも請求する」


「相手の女にもだ」


「探偵費用も払え」


……月三万円の男に、何を言っている。


今の貯金。


株。


全部出しても足りない。


俺は、ただ謝った。


平謝りした。


本当は言いたかった。


その前に、子供たちのDNA鑑定を——と。


だが、そんなことを言ったら終わる。


コンクリ詰めで海に沈む未来しか見えなかった。


そして俺は——


誓約書を書かされた。


浮気禁止。


金銭管理従うこと。


逆らわないこと。


たぶんそんな感じだ。


この日を境に、俺は進化した。


使用人から——


奴隷へ。


仕事。


家事。


子供の迎え。


屋上の植物の世話。


やることは、さらに増えた。


そして夜、ふと思う。


……俺、このまま生きていけるのだろうか

ドライブレコーダーは危険よ

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