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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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たぬきの自慢

今日もよろしくお願い致します。

俺はいつの間にか、職人をうまく動かせるようになっていた。

魔法みたいに言葉を使えば、現場は回る。


気づけば、自分でも少しずつ造作ができるようになっていた。


そんなある日、外構の門を一人で作り上げた。

自分で言うのもなんだが、なかなかの出来だった。


お客様が門を見て言った。

「これ、上手くできてるね」


俺は心の中でガッツポーズを決めた。

(みたか…俺だってやる時はやるんだよ)


――その瞬間だった。


たぬきが前に出て、こう言った。


「これ、私が作ったんです!」


……は?


思わず後ろから頭をひっぱたきそうになった。

こいつ、本気で言ってるのか?


心の底から思った。

こいつは腐ってる。


またある日。


たぬきが外壁の巾木をモルタルで作っていた。

それがまた、とんでもなく汚い。


それを見たお客様が怒鳴った。


「なんだこれ!やり直せ!」


その瞬間、たぬきはこう言った。


「うちの息子がやりました」


――おれかよ。


さすがに言葉が出なかった。

こんな人間、今まで見たことがない。


さらにたぬきは、職人を集めて飲み会を開く。


だが、やることは一つ。

2時間、ひたすら一人で話すだけ。


内容は毎回同じ。


ホノルルマラソンの自慢。

人の悪口。


典型的な老害だった。


俺はこの話を、耳にタコができるほど聞かされた。


そして最近、ふと思った。


俺はみゆきと結婚したんじゃない。


そう俺はたぬきのマリオネット、


たぬきと結婚したんだと気がついた!

老害は同じ自慢話と人の悪口が大好きですね。


ブクマ 評価お願い致します。

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