表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/46

転職

読んで頂きありがとうございます。

気づけば俺は、ディーラーを辞めていた。


そして——


たぬきが経営する、建設会社で働いていた。


たぬき建設。


名前からして、逃げ場はなかった。


最初に任された仕事は——


モルタル運び。


一階で練ったモルタルを、

バケツに入れて、四階まで運ぶ。


ただ、それだけ。


……それだけのはずだった。


だが、これが地獄だった。


重い。


とにかく、重い。


何度も、何度も、階段を往復する。


腕がちぎれそうになる。


足が震える。


呼吸が荒くなる。


それでも、止まれない。


「遅いぞ」


その一言で、また動く。


これが、一日。


そして、毎日。


気づけば、一か月が経っていた。


そして——


鳶が入った。


何をするのかと思えば、


ウィンチで、モルタルを上げている。


……は?


一瞬で理解した。


あの一か月は、


ただの——


嫌がらせだった。


体重は、十五キロ落ちた。


頬はこけ、

服はぶかぶかになった。


だが——


腕だけは、逆に太くなっていた。


笑えない話だ。


そんなこんなで、俺はたぬき建設で働き始めていた。


いや——働かされていた、が正しい。


みゆきといる限り、


俺に逃げ道はない。


モルタル運びはノンフィクションです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ