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「“跡取り”のはずが、ただの使用人だった」  作者: 株で得た利益を競馬でとかす人


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婿養子という名の契約

読んで頂きありがとうございます。

結婚式の前だった。


たぬきは、当然のように条件を並べ始めた。


「まずは——」


「今の仕事、いつまでやるつもりだ?」


軽い口調だったが、

答えは決まっているような言い方だった。


「次だ」


「子供は、男ができるまでだな」


……は?


「それまでは、お前は“マシーン”だ」


笑いながら言っているのに、

冗談には聞こえなかった。


そして——


「苗字は、宝来だ(みゆきの苗字)」


当たり前のように告げられる。


俺の名前は、その瞬間に消えた。


「通帳は娘が管理する」


「小遣いは、月三万でいいだろ」


……三万。


社長になるかもしれない立場で、

自由に使える金は三万。


どこかで聞いた話みたいだった。


そして、最後に——


たぬきは、ゆっくりと俺を見た。


「俺の言うことは、絶対だぞ」


その一言で、空気が凍る。


……拒否権なんて、最初からなかった。


気づけば俺は、


名前も、金も、自由も、


すべて差し出していた。


これが——


婿養子の契約内容である。


月三万トホホ

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