第81話 木系魔物の違いと名匠職と付与魔術
主人公は、魔法薬学スキルによりグレード0と1のエリクサーを確保。
これで、韋駄天の加護の弊害も安心、と魔物狩りを続けるようです。
3級職を極めて行く為、埋没・隠形で隠れつつ、魔物の密殺を続ける。
次は、戦利品が美味しい木系の魔物。
Cランクのリーサルプラントに対し風槍を16発発生させ、『強く強く強く強く、速く速く』と念じ、4箇所に4発ずつ連続して根元に撃ち込んで倒し、聖戦士職でレベル上限に。
さっきは、風槍が威力不足だからと石槍を撃ち込んだから魔物に見つかった、と思うところもあったので風槍の数を増やし、連続して同じ場所に撃ち込む事で倒してみた。
それで聖戦士職でレベル上限になったので、また魔素の薄い街道の方へと走りながら補佐さんとの会話。
「キラープラントとトレントって同じ木の魔物だよね。ランクがEとDと言う違いはあるけど。
その違いは、移動速度の違いとも言われているんだっけ」
【はい。どちらも大地から根を抜き、根を足として移動できるのですが、動きが遅すぎるのがキラープラント系。空気抵抗と言った問題があっても、他の魔物より少し遅い程度で移動できるのが、トレント系です】
「そっか。まあ、どちらも美味しい魔物ではあるんだけど」
【一度、隠れていない状態で戦ってみるのも良いかと】
「ん。苦戦するんだ」
【こちらの矢系や槍系の魔法を枝を使って撃ち落としたりして来ます。
近接戦闘の場合は、数十の枝で接近を封じつつ捕まえようとしてきたり、枝や根で突き刺そうとしてきたりします】
「……。まあ、もっと強くなったら経験を積むために、そう言うのもしてみるよ。
いや。そんな事を不用意にしていたらドラゴンが降ってきそうだから、止めておいた方が良いのか」
【その辺は、何とも言えない処ではありますが、感知に優れた木の魔物も居ますので、油断していると苦戦するかと】
「了解。そろそろ転職かな」
そう言って、周りを確認後、風槍を16発発生させてロックオンし、転職と念じて名匠を選択し、風槍を放つ。
それで、最低限のレベル上げを終えてLV5になった。
残っている3級職は、名匠と精霊使いだった。
名匠を選んだのは付与魔術が欲しかったから。
精霊使いになると身に付ける精霊使い術は、隠す力になりそうだから、取得を急がないし。
と思いつつ、名匠で取得するスキルを確認すると付与魔術と契約作成か。
魔力回復も取得できるんだけど、魔導士で取得し、賢者で既にLV10MAXになっているから。
新しく取得した契約作成スキルは、世界の理に契約を宣誓し、それを守らせるスキル。
まあ、契約を破っても直ぐに死にはしないが、嫌な気分が続き、長い年月放置するとストレスから衰弱して死ぬかもって感じの力。
LV10MAXになると、契約違反をすると胸に痛みが走り続けるらしいが。
残念ながらと言うか、文明・文化レベルが低いからと言うか、奴隷は居る世界だから、そう言うのにも使われる力ではある。
他には、世界の理に子供の名を刻むのとか、世界の理に夫婦である事を刻む力でもある。
なんて言うか、そう言うのは前世だと公的機関や神に使える者のする事って感じだったけど。
この世界では、生産者職の系譜の名匠で身に付ける力になっている様だ。
そして、念願の力である付与魔術は、LV1で付与魔術に関連するモノだけ鑑定できる限定鑑定が可能に。
LV2で、グレード0の付与が可能に。
その付与内容は、今装備している革鎧にも付与されているサイズ調整、温度調整のほか、位置発信、軽量化だ。
なお、LV3でグレード1の付与が可能になる他、耐久性UP、武器の硬度UP又は防具の頑丈UPが可能に。
LV4だと各ステータスUPの効果が付与可能に。
LV6で、グレード2の付与が可能に。
そして、魔素収集刻印が2つ必要だけど、物理耐性と言った各個別の耐性が盾以外の防具とアクセサリーに付与可能になる。
名匠を極めればLV6だから、そこまでできる。
武器に硬度UP、耐久性UPを付与。
防具に頑丈UPと耐久性UPを付与したり、サイズ調整でサイズを気にする事無く鎧が着られる・靴が履ける様になるだけではない。
付与効果のサイズ調整は靴擦れとかも減らせるし、温度調整効果はで寒さ暑さに強くなるだけでなく、蒸れ対策もしてくれるので快適に狩りが出来る様になるからね。
当然、グレード2で付与したモノなら、高く売れるし。
あれ?
今身に付けている防具には、グレード2の付与がなされているけど、グレード2は不味いのか。
【はい。付与魔術は3級職の名匠で取得するスキルなのでLV6になれる者はそう多くはありませんから】
……。
グレード1で付与して売る分にはいいよね。
【生産系の職業は他の系統より就ける人が多いので、名匠でレベル上限になると才能普通でLV3になる為、其のレベルで付与できるグレード1の効果ならば、でしょうか。
間違いないのは、才能が低いでも名匠でレベル上限になれば可能なグレード0での付与ではありますが】
「それだと、値段がな。
付与しないで売った方が良いのかな」
【付与が可能な者がその組織に居る場合は、付与していないモノを売った方がお金になる場合もあります。
しかし、冒険者ギルドに売る場合は、生産者が居る又は抱えている訳ではないので、グレード0の付与でも高く売れます】
「なるほどね。
でも、なんかグレードの低い付与をするのも勿体ないし、付与無しで売るか。
後は、鑑定すると表示される製造者名を仮装・偽装するのは、大丈夫なんだっけ」
【仮装スキルがLV9、偽装スキルがLV10MAXになると、世界の理すら偽り、仮装した製造者名を世界の理により刻む事は可能です。
そうなると、製造者名を刻む処理を偽るので、物に刻まれた製造者名に偽る力が働く訳では無いので偽りだとバレ難く、永久に偽った名前が刻まれ続けます。
ですが、それでも解析鑑定と心眼と言った力で見破られる事はあるのですが】
「仮装と偽装スキルでの合わせ技なら、そう簡単に見破られはしないか」
【はい。製造者名をそこまで拘って確認するケースは多くはありません。
しかし、目立てば確認される事はあります】
「まあ、最善を尽くすなら仮装スキルがLV10MAXになってからの話か。
ああ。
聖戦士でLV10MAXになった事で、仮装スキルだけでなく転生によりLV1で取得したユニークスキル全てがLV10MAXになっているのか。
なら、何とかなりそうかな」
【断言はできませんが、グレード1の武器や防具なら量産品ですから、そこまで気にする人は居ないので普通は見破られる事は無いかと】
「了解。さて、また狩りを始めるか。
この調子なら3級職を卒業してから、町に行けそうだし」
【はい。慎重に急ぎましょう】
との返事をもらいCランクの魔物に向かう事にした
主人公は、念願と言うか必須と思われる様な付与魔術を得ました。
これで、自作の武器とか防具とかを望む形で強化し装備できる様になるのでしょう。
ちょっと嫌な事があったので、気分転換に今晩は随時投稿にさせてもらいます。
推敲が今まで以上に杜撰になるでしょう。
いずれ、投稿を一度止めて、頭から推敲をし直す予定ではあるのですが、申し訳ありません。




