第74話 Cランクの魔物を
主人公は、自分の転職及びレベル上げと、ポポとチモの進化とレベル上げを行っています。
ポポとチモの最低限の進化とレベル上げを終え、街道近くで待っていてもらい、俺はまた一人で狩りに戻る。
出来れば3級職を全て極めて、4級職になりたいが。
この調子だと無理かな。
……。
Cランクを1~5匹倒せば3級職ではレベル上限になれるんだよな。
なら、死からの蘇生の為に天からの恵みを一回使う事になるまで、チャレンジするのも良いんだよね。
ああ。
蘇生と同時に殺されるとかもあるか。
『それは大丈夫なのかな?』
【天からの恵みによると、そう言った事態を避ける為に蘇生する場所を指定できるそうです】
よし。
まだ時間はあるし、今日中に全ての3級職を極め、4級職になってから町に入るのもありだよね。
それなら、仮装スキルはLV10MAXだし、様々な力がLV10MAXだし。
と言うか、今でもそれなりの数のスキルがLV10MAXなんだよな。
そして、4級職になっていれば、次の町で仲間を迎え入れても、力不足って事にはなり辛いだろうし。
そう決めても既に【危険です・悲惨な目にあいますが】と言った助言をしているからか、支援さんも何も言ってこなかったので、Cランクの魔物も居る魔素の濃い方に向かう事にした。
Cランクの魔物と戦う。
まあ、今までもDランクの魔物と戦おうとしていたら、感知の魔力を逆探知されたり、戦いの気配を感知されたりでCランクとも戦ってきている。
という事は、Cランクを倒そうとしていると、Bランクの魔物との戦闘になる。
そう考えて、Dランク以下の魔物を獲物としてきたんだけど。
自分が3級職になり、ステータスは少し上がった事。
のステータスが全体的に向上した事により、相対的に見て韋駄天の加護による俊敏ステータスの突出した高さが緩和して、弊害が多少は緩和されるであろう事。
結界魔術の支配領域魔術が、自分のステータスを4割アップさせる効果を発生させられるようになった事。
仮装スキルがLV7になり、全力で動いても埋没が維持されるようになり、それをスキルに付与する事により感知の魔力や攻撃魔法とかも路傍の石化出来るようになり、発見され辛くなった事。
魔力源泉スキルのレベルアップにより、様々なモノに最大強度で仮装で行っていても、MP的に問題が無い事。
2級職を一通り極めた事により、それなりの攻撃力を得ている事。
何より、3回なら安全な蘇生が可能っぽい事か。
いや。
仲間なんてつくる前に。
この世界から逃げ出せなくなる前に死んで消え去りたい。
そう思っている部分もあるか。
何故そう思うのかは、良く分からないけど。
天からの恵みに俺自身の消滅を願うのは……、まあ多分駄目だろうな。
拒絶したのに、無理やり転生させられたんだから。
後、最近気になった事としては、ゲーム感覚が未だ抜けていない、とかもありそうな事か。
早く、その感覚は何とかしないと、と言うか、現実の中で戦っていれば、自然に無くなるモノの様な気もするが。
早く強くなりたい、と言う思いも強いか。
あの殺したいと思ったNPC達に該当する人に対処できる力を得る為に。
そう。
強くならなければならないんだ。
でなければ、さっさと死んでしまった方が良い。
そう自分なりの決断を出し、Cランクに向かった。
3級職を全て極めて強くなる為に向かったのは、Cランクの魔物。
気配は知っている奴にした。
ハイネイルベア。
進化して一段階強くなった、爪で武装した熊の魔物。
ネイルベアの気配は知っているから、それの強くなった奴、と指定したら感知スキルが教えて来た奴だ。
そいつに向かいながらも魔物狩らない。
埋没を風魔法にも掛けているから、戦闘の気配を感知されて見つかる可能性は低いとは言え、最初のCランクだから慎重に行く為に。
居た筈の魔物が消えて戦利品が発生し、それが亜空間収納に消えて行くのとかは感知されるだろうから。
【いえ。今の貴方様の力なら他の存在にも全力でなければ埋没が掛けられますから、それを敵に行う様に仮装スキルに指示してください】
ああ。
埋没だから、設定した魔物についても周りの魔物が意識できなくなるから、それが居なくなっても気が付かれないのね。
【こちらから倒した魔物の戦利品にも、格納・収納するまでは埋没が掛かり続ける設定にする様に指示しておく事を推奨しておきます】
「そっか。確かにそれなら見つかり辛くなるか。
仮装スキル。
これからは、俺が自分に埋没を掛けた状態で倒そうとする魔物にも埋没を掛けてね。
その戦利品も亜空間収納するか格納するまでは。
と言うか、補佐さんは、Cランクの魔物を狩るのは反対じゃないの?」
【その辺の判断は難しく、貴方様の意思を尊重するしかありません】
「まあね。街道歩いていてもドラゴンに襲われて死ぬ様な世界だからな」
【はい。例え4級職になっても。
いえ。
6級職になったとしても、安全とは言えない世界です。
でも、3級職よりは4級職の方がより安全ですから】
「はあ。まあ、頑張ろう」
そう言いつつ、仮装スキルにより魔物やその戦利品にも埋没を掛けてレベルアップを続け、ある程度狙っているハイネイルベアに近づいた処で、戦闘を止めコッソリと接近を続ける。
それで、狙っているハイネイルベアに気が付かれずに、そろそろ射程距離に入る処まで接近出来た。
さて。
埋没を掛けてあるのは、風魔法だけ。
元々認識し辛い上に、そう設定もできる魔法だから。
なので、その中でのチョイスなんだけど。
風槍を強化するか、風の龍の規模を小さくして撃ち込むか、かな。
まあ、風槍を強化するので良いだろう。
風槍と念じ4発発生させ、『強く、強く、強く、強く、速く、速く』と念じて強化。
撃ち込むと、頭部をスライスされて戦利品にかわっていくハイネイルベア。
Cランクになら、十分通用する様だ。
まあ、魔法に強い魔物も、風属性に強い魔物も居るから、絶対ではないか。
そう思いつつ、戦利品の魔石と更に巨大になった皮を回収し、ステータスウィンドウを確認し、街道の方へとダッシュした。
主人公は、街道の方へ向かってダッシュしました。
魔物に見つかった感じではないようですが。




