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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第68話 結界魔術の使い方

 主人公は、2級職で5つ目のレベル上限になりました。

 それでユニークスキルの幾つかがレベル上限になったのですが。

 ユニークスキルの幾つかが、LV10MAXになってくれた。


 まあ、それで強くなった訳じゃないか、と思っていると、結界魔術の支配領域が強化されて強くなっている、と補佐さんからの指摘が。


 更に、支配領域を全力で使ってみて、と言われたので使ってみたんだけど。


 あれ。


 俺から前後あわせて1.5メートルくらい、魔術刻印がはみ出しているんだけど。


 「どういう事、補佐さん、刻印魔術スキル」


 【まずは、支配領域を解除してください。

  半径一キロ以内の魔物への弱体化能力も持っているために、そこから逆探知される事があるので】


 「そっか」と返事をしつつ、支配領域を解除する。


 すると補佐さんからの説明が始まる。


 【結界魔術スキルは、スキルが作った魔術刻印に魔素やMPが注がれる事で発動する結界です。

  その魔術刻印は、魔力の感知に長けた人なら、確実に認識できます。

  そして、その魔術刻印は、初期設定されている箇所か貴方様の認識により、術者本人の頭や胸や足元又は意識した場所に、或いは結界の外壁に作成されます】


 「あ~。支配領域は、俺を強化する目的だから、初期設定だと俺の肉体を起点に魔術刻印が刻まれるんだ」


 【はい。それで、貴方様がどれだけ動こうと、強化され続けますから】


 「それも意識すれば、特定の場所とか、結界の外壁とかに出来る、と言うのは良いけど。

  魔術刻印って、強力な魔法とか撃ち込めば破壊できるんだよね」


 【はい。武器に魔力や魔法を付与し、それで魔術刻印を破壊する事も可能です】


 「……。

  何も考えずに、絶対領域を半径一キロで起動したら、体からはみ出している魔術刻印への攻撃で、絶対領域が破壊されるんだ」


 【はい。今更の情報ですが、レベル1から5までは張る結界の10分の1程度のサイズの魔術刻印が。

  レベル6から10までは張る結界の100分の1程度のサイズの魔術刻印が。

  LV10MAXで張る結界の1000分の1程度のサイズの魔術刻印が必要となるのは意識しておいた方が良いと思います。

  結界自体に魔術刻印をすると言った例外もありますが】


 「何も考えずに、結界魔術を発動させると、魔術刻印を破壊されて無効化されるって事か。

  まあ、再作成する設定にしておくかそう指定しておけば、直ぐに再度結界が張られるけど、結界の種類によっては結構な時間が必要になると言う欠点があるのか。

  もっと早めに忠告してくれてもいい気がするけど、俺が気が付くのを待っていたのか」


 【はい】


 「はあ。スキル毎に仕様が違うから、すべて把握して最適に使うって難しそうだね」

 

 【お手伝いは致します】


 そう言ってくれるけどね。


 ゲームだと、そんな事は意識しなくて良かったんだよね。


 まあ、しょうがないか。


 その前に。


 「よく使っている感知結界と防御結界は、どのタイプで魔術刻印が造られているんだっけ?」


 【感知結界は、とにかく異常を感知すれば良いモノですし、感知結界だけでなくそれに刻まれた魔術刻印も無色透明が基本ですし、感知の能力を上げ、広く魔素を集める事で消費MPを減らせ、何かを妨げるモノではないので、結界の外壁・結界自体に魔術刻印がなされるのがデフォルトです。

  防御結界は、防御が破られるとそれにリンクしている魔術刻印も一度破壊されるのですが、それでも魔術刻印を可能な限り守る為にデフォルトだと結界の内壁・結界自体にではなく、守ろうと意識したモノの下部に魔術刻印がなされています】


 「あ~。防御結界の魔術刻印は足元に発動して、移動したらそれに追随してくれていたか」

 

 【はい】


 「魔術刻印は、全部無色透明で良いと思うけど」


 【魔力を感知出来る相手になると無色透明程度では隠せるモノではありませんし、無色透明化に力を割くのも無駄と言う考えもありますし、他の存在に結界を認識させる為にはあった方が良いという事もあります】


 「なるほどね」


 はあ。


 力を使いこなす為には、力を把握し、それを適切に使わなければならない、と言うのは分かるけどね。


 面倒と言うか難しいと言うか数が多すぎると言うか。


 まあ、俺には補佐さんが居るだけましか。


 「よろしくね」


 そう丸投げしたら【承りました】との返事をいただきました。


 そんな確認をしている間に、Fランク以下の魔物しかいない場所に到着したので、また転職の為の作業を開始する事にした。

 主人公は、結界魔術について理解を深めたようです。

 次は2級職最後の匠へと転職するのでしょう。

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