第63話 魔物狩りの再開と次の職業
主人公は、生まれ育った村を旅立ち、街道近くに亜空間部屋と簡易住居を作り、そこで寝ました。
そして、次の日の朝です。
朝起きると、見知らぬ天井だ。
ああ。
人が生活できる別空間である亜空間部屋を作り、そこに生活魔法の簡易住居作成により平屋を作った。
その簡易住居に付いているベッドと寝具で寝たんだったか。
起き上がると目に入るのは、ポポとチモか。
「おはよう」
「ポッポー」(おはようございます)
「キュル」(おはよう)
おお。
普通に挨拶して来たか。
魔物使い学が教育している結果か。
【はい】
「さて、朝ご飯だ」
そう言って、簡易住居にある台所に行く。
昨晩は、前に造った魔物肉のスープを食べたんだけど。
まだ、それなりに残っているんだよな。
料理スキルで美味しいのを新しく造るか。
そう思っていると、料理スキルが【既に調理済みの料理も美味しく出来ます】と言ってくる。
それも可能だったか。
そう思い、パンとかスープとか、大量に確保して時間の止まる亜空間収納に入れてあったものを出す。
料理スキルで雑味になる灰汁を取り出して捨てたり、LV6で身に付けた調味料作成技能で少量の調味料を発生させて入れたりで味を調整し美味しくする。
後で味変をする事も考えて、いきなりカレー風味とかではなく、和風っぽいアッサリとした風味にした。
これで、まだ食べられる。
そう思いつつ、ポポとチモとの朝食。
さて。
出来れば今日中に、2級職を一通り極め、3級職も極め始めたい。
そう思いつつ、亜空間部屋から出るドア越しに感知を行って、周りに人も魔物も居ない事を確認し、簡易住居を消滅させ、二匹と外に出た。
亜空間部屋を消滅させ、早朝の日の光を浴びながらの狩りだ。
先ずは、ポポとチモには埋没と隠形を掛け街道沿いで隠れていてもらい、魔素がそれ程濃くない場所を選んで、街道から離れる。
感知スキルの探索は探索範囲を半径1.5キロに調整し、結界魔術がLV8になった事により半径100メートルの感知結界を張り、半径2メートルの聖魔障壁を張る。
昨日は防御結界だったけど、聖魔法の聖魔障壁の方が防御力は高いのは、色々と理解したから。
昨日と違って、ユニークスキルの仮装はLV3、偽装スキルはLV6。
だから、小走りでの埋没と隠形が可能。
ステータスは、ノービス職とは比べると2倍以上になっているから、仮装と偽装スキルが小走りと認めるスピードでも結構なスピードだ。
という事で、道に端っこに落ちている意識していない石程度にしか認識されなくなっての移動。
昨日はユックリ歩かないと解除される埋没を施しての移動に時間が掛かっていたが、これで狩りの効率は上がるかな。
そう思いつつ、FランクやEランクの魔物を狩りつつ、Dランクの魔物に向かう事にする。
経験値増加スキルの恩恵があれば、Dランクの魔物の討伐で、短時間に2級職でレベル上限になれるから。
俺を見つける事が出来ないでいる魔物を横目に、戦利品が美味しい魔物を倒し、戦利品を回収しつつDランクの魔物に向かう。
職業経験値が多く得られるDランクの魔物だって、戦利品が美味しいのが良い。
と、最初の魔物は、爪で武装した熊の魔物であるネイルベア。
次は、木の魔物であるトレント倒したところで、大神官でレベル上限のLV10MAXになった。
街道の方に戻りつつ、次どうするかを考える。
転職が可能で未だ一度も就いた事無い2級職は、戦闘士とテイマーと匠だから。
やっぱり、ポポやチモを少しでも早く強くしたい、となるとテイマー。
グレードの高い生産を行う為に生産系のスキルを上げる為には、匠。
残った戦闘士は、戦士系の素質を持っていない事にする予定だから、まあ、後回しなんだけど。
ポポとチモが死ぬのは可哀そうだし、特異種として持っている便利な力を伸ばしてもらう為にもテイマーかな。
そう決めて立ち止まり、風矢と念じ、『遠く、遠く』と念じ、ロックオンできる魔物全てについて攻撃できる様に風矢の射程を伸ばす。
転職と念じて、テイマーに転職と同時に、風矢を放つ。
これで、テイマーでLV6だ。
テイマーで取得したスキルは魔物使い学だけ。
いや。
既に魔物使い学は、ポポ従魔化で取得しチモの従魔化でLV2になっているから、テイマーに就いて取得したスキルは無い。
テイマー職でLV3と5になった事によるレベルアップだけか。
これで、LV4。
Eランクの魔物まで従魔化が可能になったが。
まあ、従魔を消耗品扱いする気は無いから、二匹が居れば従魔は取り敢えず良いかな。
そう決断しつつ、戦利品の美味しいFとEランクの魔物を倒しつつ、Dランクの魔物へ。
ん。
Cランクっぽい魔物が居るけど、大丈夫かな。
前のワーウルフみたいにこちらの感知の魔力を逆探知はしていない様だけど。
そう思いつつ、向かっていたDランクの魔物のトレントに風槍を撃ち込んで倒し、戦利品を亜空間収納に入れたんだけど。
まあ、攻撃すれば、その攻撃の気配は目立つよね。
そう思いつつ、魔素の薄い街道の方へダッシュ。
韋駄天の加護を俊敏1000プラスの方でONにし、治療魔法の継続傷治療を自分に掛ける。
傷の治療であって、壊れた筋組織とか骨とかの再生ではないのが不安ではあるが、これで韋駄天の加護の弊害は多少緩和される。
と言うか、弱めだけど再生の力すら持っている万能薬を飲んだ方が良いかな。
……。
どうせ、エリクサーを飲むことになる様な気はしているからな。
まあ、ノーマルの万能薬なら造れる様になったと言うか、此奴を倒せば、グレード1の万能薬やエリクサーの原材料のCランクの魔石は手に入る筈。
まだ、エリクサーの方は作れないけどね。
そう考えて、万能薬も飲む。
ケチって死んだら馬鹿だからだ。
すると、感知結界が走っている俺の後方の上空から強襲してくる猛禽類を感知する。
ギリギリまで引き付けて、風槍を撃ち込むと真っ二つになる猛禽類。
ハイネイルイーグルだそうだ。
足を止め振り返り、その戦利品を確保していると、目の前に滑り込んでくる魔物。
剣を構えて、その魔物と対峙した。
主人公は、また強めの魔物との戦いになる様です。




