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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第62話 薬や衣類の製造

 主人公は、魔獣ファングブルの革鎧セットを作成しました。

 次に選んだ製造はファングブルの肉の様です。

 魔獣ファングブルの革鎧セットを作ったので、次はファングブルの肉だ。


 これも、販売用に熟成させ保存処理を行おう。


 ゲームだと意識しなかったんだけど、食材が腐ったりしなかったのはこの力のおかげ、という事なのだろう。


 冷蔵庫が必要ないと言うか、冷やす為だけのものになるのか。


 ああ。


 保存にまでMPが必要になる事があまり好まれないから、冷蔵庫もあるのね。


 しかし、この世界は前世と違い、時を止めるという事が、割と簡単に出来るんだね。


 まあ、死んでいるモノと言うか、物ならば、と言う前提がありそうだけど。


 そう思いつつ『料理スキル起動』と念じて、料理スキルメニューを表示。


 え~と。


 料理スキルは仮装後がLV3か。


 「何年の保存処理が可能なんだっけ?」


 【3年です】


 だけど、まあ、1年くらいで良いか。


 いや。


 「冒険者ギルドでの買取価格って、熟成させて保存処理1年と3年で違ったっけ?」


 【消費MPの事が考慮され、1000GAZUが2000GAZUになります】


 「3年保存処理したくらいじゃ、目立たないよね」


 【はい】


 「じゃあ、3年保存処理だな」


 そう決めて、料理スキルをにより36個の肉に全て熟成と保存処理を行う。


 次はビッグキャタピラーの糸玉による製造か。


 ……。


 糸とかに使うから全部はな。


 まあ、10個程度残しておけばいいか。


 「で、何が売れ筋かな」


 そう起動しっぱなしになっていた裁縫スキルと補佐さんに聞いてみる。


 【冒険者ギルドへの販売だと、防具ともなるローブ、雨避け・防御力有りの外套、鎧の下に着るインナーや普通の下着です】


 なるほどね。


 そう思いつつ、裁縫スキルに原材料を指定し、作る物や作り方を指定して、魔物糸ビッグキャタピラーのローブを造る。


 色は、好みもあるだろうから、後で裁縫スキル持ちでなくても染色できる様に白で。


 魔物糸ビッグキャタピラーの外套も同様に。


 魔物糸ビッグキャタピラーのインナーは、上下だけでなく、手袋や靴下もセットで造る事に。


 それぞれ8セット作成。


 次に目に入った原材料は、傷薬草か。


 薬学で傷治療薬が造れる。


 そう思いつつ『薬学スキル起動』と念じて薬学スキルメニューも起動。


 薬学は才能高いだから、偽り後でもLV6か。


 同じLV6でも他の生産系スキルとは造れるグレードが違うが、それでも販売用も自分で使う様にもグレード1が作れるが。


 ああ。


 魔生薬作成道具も作れるか。


 時代劇で医師がゴリゴリ薬草とかをすりつぶしている奴。


 薬研と薬研車か。


 すり鉢とすりこぎパターンもあるらしいが、薬研の方で良いだろう。


 薬研及び薬研車は、金属、石、木で造れるらしいが、今持っている素材だとDランクの木材が良い感じなのか。


 薬研車は金属部分もあった気がするが、木を硬化させるそうだ。


 薬学で造れる魔生薬は、傷薬草1単位に魔石1個で、3錠分造れるんだけど。


 一度に6単位の原料で18錠ほど造れる大き目の薬研と薬研車を、トレントの材木から制作。


 まあ、錠剤じゃなくて粉末も作れるけどさ。


 必要な魔石は、グレード0がEランク。


 グレード1がDランクか。


 ああ。


 売るのなら、保存期間を延ばせる魔術刻印を付与した薬包紙も必要なのか。


 三か月か一年が一般的なのね。


 じゃあ、一年にしようか。


 原材料は、キラープラントの材木で良いのか。


 ……。


 薬包紙一枚作るのにMPは幾つ必要?


 【基本は4ですが、生産の加護で消費MPが半分になり、魔力操作スキルで魔力節減30%と魔素利用の効果がありますから、0~1になるでしょう】


 あれ?


 自作の異空間である亜空間部屋内にも魔素はあるんだ。


 あ~。


 今は、魔素を外から取り込む設定になっているのね。


 なら300枚とか造っておくか。


 ああ。


 MPあんまり減らなかったから、もう300枚。


 うん。


 行けるね、と更に600枚。


 1200枚あれば、当分行けるだろう。


 次は、傷治療薬。


 グレード0から。


 傷薬草は……。


 1回の製造で1単位を消費し3錠分作れるのに、500単位近くあるじゃん。


 ああ。


 Eランクの方の魔石があまりないか。


 毒治療薬とか魔回薬も同じ魔石が原料だしね。


 Eランクの魔石の在庫が137個だから、取り敢えず30個ずつ使うかな。


 と、傷治療薬を30単位、90錠作成。


 原材料を、解毒草に替えて30単位の90錠作成。


 解毒薬は薬学スキルによる診察(限定鑑定)により毒の種類が解れば、それ様の解毒薬を造る方が良いのに、万能タイプを90錠も作らなくて良かったかもな。


 そう思いつつ、原材料を魔力草に替えて……。


 魔力草、親が保存処理をして残してくれていた82単位を合わせても86単位じゃないか。


 なら、一応自分が持っておく用という事で、10単位造れば良いかな。


 と30錠作成。


 次はグレード1の魔生薬を造るかどうかなんだけど。


 魔石がDランクなんだけど、5個しかないじゃん。


 それぞれ自分用に、1単位作って3錠ずつ、親の残してくれた薬にプラスしておくか。


 と、傷治療薬Ⅰ(グレード1)3個、毒治療薬Ⅰ3個、魔回薬Ⅰ3個を造る。


 残りは、万能薬か。


 でも、グレード0でもDランクの魔石が。


 グレード1でCランクの魔石が必要なんだよな。


 2個と1個あるけどね。


 両親が残してくれたのが、5錠と4錠あるから、まあ良いか。


 と、次に造る物を探す。


 キラーブラント、アサシンプラント、トレントの材木か。


 木工スキルは、弱く仮装後だと才能普通だから、未だLV3。


 それでも、グレード1のモノが作れることになるが。


 「木工スキルで魔物素材を加工して、何か売れるモノのあったっけ?」


 【儲けが出る販売をお考えでしょうか?」


 「そうだね」


 【木工スキル持ちは多く、関連する商品を売っている店も多くあり、また魔物素材でなければならないモノは限られる為に、難しくはあります」


 「そっか」


 【その前提の上でですが、棍棒が槍技スキルの範囲に入るので、多少ニーズがあります。

  後は、斧や槍と言った武器の柄の部分でしょう】


 「なら、木工スキルで造る意義はあまりなさそうか。

  そもそも、対外的には才能普通でLV3だから折角のEランクの魔物素材なのにグレード0でしか売れないし。

  魔物素材の材木なら、裁縫スキルで麻や木綿みたいな植物系の素材に出来るんだよね」


 【はい。靭皮や綿花の代わりになります】


 「なら、それで裁縫かな。

  問題は、材木はそれなりに確保してあるから、全てを加工するとなると大変かな」


 【はい。素材をかなり変質させるので、材木から比べるとかなり目減りしますが、それでも1本の材木から数着から数十着は作れます】


 「そして、キラープラントの材木は100本ほどあるもんね。

  まあ、他に使うから、10本ずつ使うのでいいか。

  魔物糸と同じく、ローブ、外套、インナーで良いよね」


 【はい。冒険者ギルドでは、確実に買い取ってもらえるとは言え、大量に買い取ってもらう為には売れるモノを提供するのが間違いないと思います】


 という事で、キラープラントの材木を30本亜空間収納から取り出し、原材料に指定すると、裁縫スキルで粉々にして練り合わせて糸に。


 その糸の内、9割を生地にと念じると、糸が高速で自分から織られて行き生地になって行く。


 それが型も無いのに奇麗に裁断され、縫われて衣服になって行く。


 魔樹キラープラントのローブⅠ(グレード1)、魔樹キラープラントの外套Ⅰ、魔樹キラープラントのインナーセットを、80着と80着と80セットがあっという間に。


 味気ないと言うか造っていると言う感覚を得たくて、亜空間収納内で造るのではなく、外に出して一気に大量に作ってみたんだけど。


 なんて言うか、素材たちが自ら織られていくのは、ちょっと気持ち悪かったかも。


 後は、と亜空間収納内の在庫をみるとDランクのトレントの材木やネイルベアの皮が目に入るが。


 数が少ないし、今日はもう良いか。


 生産を終えて、剣技スキルや受け流しスキルに指導を受けながら剣を振り、体術スキルや回避スキルの指導を受けながら体を動かす。


 それを終えて、ポポとチモを家の中に呼び込み、睡眠スキルに熟睡できるように指示をし、感知と感覚強化スキルに警戒を頼んで、寝る事にした。

 主人公は、またも長い一日を無事に終えられたようです。

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