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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第61話 革鎧の製造

 主人公は、裁縫スキルによる生産を始めました。

 それである事を思っていた処。

 毛皮を柔らかくし、防腐処理として薬剤で処理。


 その薬剤とかは裁縫スキルが創り出してくれるし、念動で並べたり、伸ばしたり、魔力の針で縫ったり、魔力の刃で削ったり、切ったり。


 糸も亜空間収納からビッグキャタピラー糸玉を取り出して床に置き、それを原材料に指定すると、スキルが糸を創り出してくれている。


 選択さえすれば、スキルがしてくれるんだから楽だな。


 なんて言うか、技術が発展しそうにないけどね。


 そう思っていると補佐さんから指摘が入る。


 【スキルに全て任せてしまう製造方法は消費MPが多すぎる為、切るとか縫うと言った作業は、スキルに教わりながら人の手で行うのが通常です。

  また、大量に造りたい場合、面倒で必要なモノが多く大掛かりになる事もある鞣す作業も手作業でやり、グレードを上げたり魔素収集刻印を多めにしたりする事だけにMPを使うと言うのが、MPを潤沢に使えない普通の人の製造方法になります】


 「なるほどね。MPを消費しないと出来ない事以外は、人の手でやらないと大量生産とか出来ないのが普通なのか。

  それも注意しておいた方が良いんだろうね」


 【それを誤魔化すために、偽装後の魔力操作・魔力回復スキルはLV10MAXになる様に設定し、製造時にMPを1時間回復させ続けてくれる魔回薬を飲む事又は飲んだ事にする事を推奨しておきます】


 そんな事を聞いている間に、ホーンラビットの毛皮のローブが完成。


 まあ、原材料が大した量が無いから2着だけだけど。


 次からは、それなりの量の原材料があるけど、どうしたものか。


 半分程度残して作った方が良いのか。


 ……。


 明日、どうせ狩りをするから、全部使って良いのか。


 とファングボアの皮から革鎧を作成する事に。


 裁縫スキルを再起動し、造れる物の中から『衣類・防具の製造』を選び、この時点で『材料は亜空間収納内に入っている皮』と裁縫スキルに指示をしておく。


 『セット製造』と『個別製造』の選択肢から『セット製造』を選択すると、大まかに、『軽装タイプ』と『通常タイプ』と『重装タイプ』が選べるのか。


 あ~。


 この辺の選択肢は、デフォルトがそうなっているだけで、指示すれば『派手なタイプ』『地味なタイプ』と言ったように選択肢を変えられるのね。


 まあ、それは置いておいて、どれが売れるのかね。


 『それぞれ需要があります』と裁縫スキルと補佐さんの統一された意見、と言う感じで言ってくる。


 う~ん。


 まあ、悩むほどの価値は無さそうかな。


 と、36枚あるファングボアの皮を意識していると、スキルの方から【鞣しの作業をしますか?】と聞いてくる。


 なので『はい』と念じると先ほどと同じ様に前提を聞いてくる。


 【魔素収集刻印は多めにしますか?】


 「はい」と口にしつつ念じる。


 Fランクの魔物素材だからグレードは0しか選択できなかったし、造り方も丁寧に造るしか選択できなくなるけど、まあ良いのだろう。


 原材料は、亜空間収納内に入ったままのファングブルの皮を指定。


 【作業に入ります】


 おお。


 意識していると亜空間収納内での製造を、イメージとして見せてくれるのか。


 毛皮とは違って、革製品とする為に、未だついている毛が消滅させられる。


 鞣しの前工程として、皮の不要な部位を除去分解したり、柔らかくしたりが行われ、鞣し作業へ。


 鞣し剤は、漬け込む手間なしで、スキルがMPにより作り皮に浸透せてくれるそうだ。


 当然、革鎧用のモノを。


 その後、乾燥が行われ、油を浸透させて、着色とか仕上げがあるんだけど、革の保護の為と耐水性を上げるのを選択した。


 まあ、大雑把に言えば、らしいが、これで皮が革になった。


 それを部位ごとに違う皮の性質も考慮し、型紙も無しに裁断され、魔力で造られた針と魔物素材の糸で縫われていく。


 糸は、同じFランクの魔物素材であるビッグキャタピラーの糸玉で良いそうだ。


 生産の加護、魔力操作、魔力源泉、魔力回復スキルの恩恵により、生産でMPはそれ程の消費されない上に、それなりのスピードで回復している。


 なので、一気に頭部、胸部、下肢部、両手、両足の7つの部位が造られていく。


 これでワンセットなのね。


 それを軽装36セット、普通24セット、重装18セット作成。


 「なんか、サイズがデカいね」


 【販売用として、通常のサイズです】


 「そうなんだ」


 【はい。通常、オーダーメイドでない場合、サイズ調整と言う付与魔術が付与された物を購入する為に、大き目のモノを造る事になります】


 「サイズ調整って、大きくもなるんじゃなかったっけ?」


 【はい。ですが、大きくする場合、あまり大きくサイズを変更すると防御力が下がるので、このサイズで造られるのが普通です】


 「なるほどね」


 そう言いつつ、完成した物を亜空間収納に収納。


 次は、ファングブルの肉だ。

 主人公は、魔獣ファングブルの革鎧セットを作成しました。

 次は、ファングブルの肉らしいですが、生産と言っても何をするのでしょう。


<2026,8,1>

 裁縫スキルの製造過程を整理

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