第56話 亜空間部屋魔法
主人公は、生まれ故郷の村を出立し、職業レベル上げに勤しみました。
それで夕方になりましたが、どうするのでしょう。
ポポとチモに合流する。
半日放置しレベルアップと転職だったからね。
従魔とは言え魔物だから、人が街道を通った時に攻撃される可能性も、と心配だったんだけど大丈夫だったようだ。
「ポッポー」(指示通りに、戦わずに隠れていましたが)
「キューキュー」(木の実集めも出来ず、暇だったんですけど)
そんな事を言いつつ合流してくる二匹と、これからどうするかを決めないとな。
やっぱり、町には行かずにこの辺で寝るか。
ならばと、探索技能により表示されている3Dマップを目の前に拡大表示。
街道の所々になされている、魔物避けの魔術刻印が施されている場所を探す。
魔術刻印が、魔素を使用し薄くしてくれる上に、魔物の嫌う波動を出して、魔物が近づきにくくなっているから。
まあ、野宿なら、その魔術刻印の中でした方が良いんだけど、俺には切り札があるからその近辺で。
と魔物避けの魔術刻印の近くだけど、その刻印の近辺からは見えない良さそうな場所に移動。
そこで、LV8になった時空間魔法を使って亜空間部屋作成と念じ、自作の空間に人の生活できる空間を創る。
そして、二匹を連れて亜空間部屋へのドアをくぐり、自作の空間へと入りドアを閉める。
一応という事で補佐さんに【亜空間部屋で寝れば、都市ほどじゃないけど安全だよね】と確認しておく。
しかし、その答えは【この世界に安全な場所はありません】だ。
質問に答えていないんだけど、言わずにはいられない、って感じなのだろうか。
まあ、教育の一環なのかな。
そう推測しつつ、会話を続ける。
「そうだね。その上で、安全を確保するとしたら、街道近くで亜空間部屋を作ったから、都市程度には安全かなって事」
【はい。それでも強力な魔法を撃ち込まれると、亜空間魔法が損傷又は破壊され、この亜空間部屋から追い出される事態は、想定しておいてください】
「まあね。もう少し町に近づいてからの方が良かったか」
【そうですが。明日もこの近辺での狩り、と言う事を考えると、妥当かと思われます】
「まあ、そうだよね」と返事をしつつ、改めて亜空間部屋内を確認する。
縦横高さが10メートルある灰色の壁に囲まれた空間。
まあ、灰色とか広さとかは変更できるけどね。
亜空間部屋変更魔法で、2階とか3階とかと造ったり、区切って部屋を造ったりも出来るんだけど、俺とポポとチモだけだから必要ない。
そう考え、生活魔法LV10で覚える、簡易住居作成魔法を唱え、表示された住居一覧から平屋と指定して表示数を減らし、亜空間部屋内に設置出来るサイズの家を出現させる。
仮初の物質で造られる為、3日程で消える家だけど。
生活魔法で、個別に簡易家具とか簡易トイレとか簡易風呂とかを造っても良いんだけど、一通り付いている平屋を造った。
これでゆっくり休めるかな、と今度は簡易住居のドアを開けて入る事にした。
主人公は、街道の途中に自作の異空間である亜空間部屋を創り中に入りました。
更に生活魔法の簡易住居作成魔法で家を作成。
主人公が快適に暮らせるなら、と御子神に言った事により得た力なのでしょう。




