表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

53/78

第51話 痛み

 主人公は、2級職でのレベル上げを始めました。

 強くなったから、更に少し街道から離れ、Dランクのネイルベアを倒したのですが。

 他の魔物に感知されたようです。

 Dランクの魔物であるネイルベア。


 1級職と比べると2級職は、レベルアップに10倍の職業経験値が必要。


 だから、Dランクの魔物であるネイルベアを倒してみたんだけど。


 倒して直ぐに探索技能の感知範囲内に入って来た魔物。


 今は探索範囲を半径1.5キロにしてある。


 それで、街道近くに居るポポとチモを把握できるし、強い敵が近づいてくる事を早めに感知出来るから。


 しかし、強い魔物を感知出来たのは良かったが、感知した途端、凄い勢いでこちらに向かって来たんだけど。


 戦闘の気配を感知されたか、こちらの探索の魔力を逆探知されたのか、その両方なのか、別の理由なのか。


 キッチリ、こちらを把握されてしまった。


 「チッ」


 舌打ちをしつつ、素早く亜空間収納にネイルベアの戦利品を回収し、街道の方へと逃げる。


 埋没も隠形も解かれてしまうが、このままこの位置に居たのでは、同じ事が起こるかもしれないから。


 いや。


 単純に周りに弱い魔物しかいない状況で戦いたいと思ったのもある。


 Dランクのネイルベアより強力な気配。


 Cランク程度だと思いたいが。


 Cランクなら韋駄天の加護により、俊敏ステータスだけは上回れる筈だから。


 ドンドン近づいてくる気配。


 まあ、全力では走っていないから。


 一心不乱に魔物だらけの場所を走り抜けるなんて、奇襲されて死ぬ可能性が高くなるくらいは予想できる。


 周りを慎重に警戒できる余裕を持たないと。


 本当は、隠形と埋没で隠れながら走りたかったが。


 そんな風に焦りが出てきたので、韋駄天の加護の効果を切り替える。


 俊敏50%アップから、俊敏ステータス1000プラスに。 


 これなら、Cランクの魔物の俊敏ステータスすら上回れる筈。


 そう思っていると、何故か頭痛が始まる。


 なんて言うか、膝関節とかも痛くなってきたけど。


 『何だ?』と気になるが、どんどん気配は近づいて来るので、そちらに意識は避けない。


 今も、慌ただしく進路の途中に居るキラーグラスを風矢で倒したり、避けたりと邪魔もあるし。


 それ以外にも、単純に向こうの方が地上を走るのに向いた能力を持っているからかも。


 そう思う程、あっという間に追いついて来る。


 「ザッザッザッザッ」

 「ハッハッハッハッ」


 感覚強化が拾う音は、少しずつ大きくなってきている。


 それからすると4本足の魔物の様だから、Eランクのファングウルフが強くなった個体か?


 そう思いつつ周りにいる魔物に火矢を撃ち込み、安全の確保。


 振り返り逃げるのを止めつつ、追って来た魔物に火槍を撃ち込む。


 すると、二本足で立ちあがり、爪を伸ばしたかと思うと、火槍を切り落としやがった。


 マジかよ。


 爪は焼けてくれたが、直ぐに生え変わりやがる。


 と言うか、二本足で立っているという事は、ワーウルフか。


 人狼。


 確かCランクの魔物だぞ。


 ならば一気に。


 火槍、水槍、風槍、石槍。


 そう念じると、驚いた表情でこちらに突っ込んでくるワーウルフ。


 慌てて撃ち込むと、火槍と風槍はそれぞれ右手と左手から伸ばされた爪で切り落とされ、石槍と水槍は素早い動きについて行けず避けられた。


 新しい魔法を強化して撃ち込めば、とも思ったが頭痛が酷くて高速で念じるのが面倒になってしまっているし、俊敏で上回っているなら接近戦も行ける筈と剣を構える。


 防御結界が隙を作ってくれるかもしれないし。


 しかし、接近して来たワーウルフの生え変わった上に伸びた爪が、なんの抵抗も感じさせず防御結界を切り裂く。


 それに驚きつつ爪を剣ではじく。


 獣臭さを我慢しつつ、剣で戦い続けるんだけど。


 俊敏では上回っている。


 実際、韋駄天の加護の効果を変えてからは、敵の動きがユックリになっている。


 なので、動きで上回り、奴の左手を切り落とせた。


 それに驚き、バックステップで奴は逃げてくれたが。


 だけど。


 何だ?


 頭痛が酷い。


 彼方此方の関節も筋肉も痛い。


 と言うか、力が入らない。


 【敵が混乱して距離をとってくれている間にエリクサーを】


 そう補佐さんが言ってくる。


 力の入らない左手を剣から離して、腰のポーチに手を入れてエリクサーの入った瓶を取り出す。


 しかし、力が入らない上に手が震えて瓶を落としてしまう。


 【亜空間収納に入れて、液体だけを取り出して首の辺りにかけてください】


 慌てて指示通りにすると、筋肉痛と関節痛はなくなったが、頭は未だ痛い。


 目の前のワーウルフは、俺が弱っていてチャンスだと言う事に気が付き「ヴゥゥゥゥ」と怒りの声を上げつつ襲い掛かって来るが何とか間に合った。


 振るわれる爪を剣で受け流していると、また関節と筋肉も痛くなってくる。


 ワーウルフは、片腕となり余裕がある筈なのに。


 駄目だ。


 短期決戦だ。


 だけど、体の痛みから全力で動くことに恐怖心も出て来ている。


 クソッ。


 覚悟を決めて、爪をはじくと同時に全力で剣を振るい、ワーウルフの首をはねた。

 主人公は、頭痛と関節痛と筋肉痛の状態の様です。

 何が起こっているのでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ