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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第33話 二匹目の従魔と育成開始

 主人公は、ゲームにおける裏技を使い、従魔を得ようとしています。

 それで鳩の魔物を従魔化出来ましたが。

 俺の後ろをトボトボと言う感じで付いてくる鳩の魔物であるキラーピジョン。


 狙った通り特異種だ。


 大きさは前世と同じくらいの大きさで、オデコに角っぽいのがある様な無い様な。


 それを森の入り口まで連れて行き、一応持ってきた非常食のパンを千切って置いて『食べても良い』と指示をして待機させてから、もう一度森に入りビッグチップマンクを狩り続ける。


 得意な気配を持った個体を。


 キラービジョンを、魔物使い学スキルの力である従魔化技能を使わずに従魔にした事により、魔物使い学スキルをLV1で取得した事もあるのかもしれない。


 既に8匹を倒していたが、更に追加の2匹目で、また驚いた表情で動きが止まったままのビッグチップマンクだ。


 そして、『特異種のビッグチップマンクを従魔にしますか? はい/いいえ』のメッセージが出てくれた。


 こういう事をする場合は、幸運スキルの恩恵も大きそうだな。


 そう思いつつ、『はい』を選択した。



 ビッグチップマンクを引き連れて、森の入り口に。


 キラーピジョンにも、こっちに合流するように魔物使い学スキルの従魔呼出技能を通じて命じた。


 ああ。


 どちらも、トボトボと言うか嫌々と言う感じで付いて来たり合流して来たりだ。


 見た目が可愛い従魔達にそんな態度を取られるとね。


 「そんなに嫌なら、従魔化を解除リリースしようか?」


 「ポッポー」(でも、従魔になった事あると、仲間外れにされるんですよ)

 「キュー」(ええ)


 「ああ。命惜しさに裏切ったみたいになるんだ。

  でも、それって皆にバレルの?」


 「ポッポー」(気配でバレルんですよ。人族臭いって)

 「キュル」(俺も貴方の魔物使い学にそう聞いています)


 「ふ~ん。

  じゃあ、どうすれば良いの?」


 「ポーポポッポポー」(魔物の世界は弱肉強食だから、強くなりさえすれば、文句も言われません。強くなる為に人を利用した、って言い訳も出来ますから)

 「キュー」(そんな感じ)


 「なるほどね。

  強くすればいいのか。

  それは俺の目的にも沿うけど、強く育成なんて手間を掛けると簡単にリリースは出来ないよ」


 「ポッポー」(それでも、貴方が死んだ時に生き残っていれば、と言う希望は出来ますから)

 「キュー」(だね)


 「なるほどね。でも君らレベルの従魔だと使い捨てにされるって話も聞いた事あるけど」


 「ポー」(ガーン)

 「キッ」(ガーン)


 「まあ、そんな事をしなくて済む様に、特異種っぽい君らを狙ったんだけどね」


 「ポー」(ホッ)

 「キュ」(ホッ)


 そんな会話をしながら、二匹の最低限のレベル上げをと森の中に向かっていたんだけど、またファングウルフがやって来る。


 変な戦い方をしたら、二匹がやられそうか。


 なら一気に。


 そう考えて、同時発動可能化している火矢で殲滅した。



 森の入り口から少し入った処で、ポポとチモの二匹にレベル上げをさせる。


 ポポは、俺の従魔となった鳩の魔物。


 チモは、俺の従魔となったシマリス([チ]ップ[モ]ンク)の魔物だ。


 俺に名付けのセンスは無い。


 だから、これで良い筈。


 戦闘時に呼びやすい様に2文字にしたのは正解だろうし。


 二匹は従順になった。


 どうも、諦めがついて冷静になった上に、ポポやチモを狩る存在であるEランクのファングウルフの群れをアッサリ殲滅したのが良かった様だ。


 強い者に従うのは、しょうがないと言うか、当たり前なのかもしれない。


 シマリスは、単独行動が基本だった気がするが、まあ、前世の話だし、魔物だしね。


 なお、チモを仲間にした事により、木とか植物とかの種を集めた方が良いとの補佐さんからの助言があった。


 単純にチモの餌になると言うだけでなく、チモが植物魔法を持っているので、そのレベルアップをすれば種から一気に育てると言う事が可能になるので、種も集めておいた方が良い、との事なんだけど。


 なお、ポポもチモも生まれたばかりだったのか種族レベルが1と2だった。


 魔物使い学曰く、『魔物は魔物を倒しても、経験値は1億分の1しか入らないから、レベルアップし辛い』らしいから。


 それでも、空を飛んだり陸を走ったり木に登ったり餌を食べたりと言った生活でも、極わずかに経験値を得ているので、経験値が0という事は無かった様だ。


 そう言えば、魔素の濃い場所にいると、魔物は種族経験値を得られるから、魔素の濃い場所を好む魔物が多い、だったか。


 まあ、弱い魔物が魔素の濃い場所へ行っても、得られる種族経験値は増えないから、弱い魔物は魔素の薄い場所に居ると言うか、魔素の濃さと魔物の分布がある程度一致する、とゲームでは説明されていたか。


 そう言えば、人族が人族を殺しても、職業経験値は得られなかったな。


 それに比べれば、何もしなくても魔素から種族経験値を得られるからレベルアップし易いと言えるのだろうか。


 それとも、魔素から世界の理で発生し続ける魔物を倒しても経験値が得られないからレベルアップし辛いと言うべきなのか。


 真実は分らないけど、従魔になる事で、人族と魔物の間の存在になり、魔物を殺しても同族殺しにならない事になるそうだ。


 なので、従魔が魔物を倒した場合、普通に経験値が入り始めるんだよね。


 という事で、ポポには風弾でレッサースライムとかを。


 チモには、ぶん回しでビッググラスホッパーとかを倒してもらっている。


 ちなみに、ぶん回しスキルって、武器を振り回すと言うか体ごと何回転かさせて敵や敵の集団に大ダメージを与える事が出来るスキル。


 勿論、スキルによる支援により目は廻らないし、回転の隙は少なくなると言う技能なんだけど。


 チモの場合、大きな尻尾が武器に相当するみたいで、くるっと回って尻尾を叩きつけ、それで吹き飛んだ敵を木とか岩とかに衝突させ倒す技の様だ。


 そう言えば、裏拳とか廻し蹴りとかも回転したか。


 そう思っていると、チモのぶん回しスキルが魔物使い学を通じて【それもぶん回しスキルの中に内包される力です】と教えて来る。


 そんな事も確認しつつ、二匹に倒させ続け、二匹の種族レベルがLV4を超えた処でFランクの魔物に移行。


 ポポには、接近するまで動かないキラーグラスに風弾を。


 チモには、ビッグキャタピラーをぶん回しで倒してもらう方向に。


 それで、最低限と思っていたLV7に達したので、村に戻る事にした。

 主人公は、従魔の育成を始め、順調に行えている様です。

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