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神罰転生勇者は真面目ちゃんと慈愛ちゃんが好きだけど。~泣き虫勇者の異世界忍び放浪記~  作者: 野下大誤


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第16話 ブルーノさん

 主人公は、自分の持つ力を確認し、設定しつつ職業レベル上げの為の狩りに向かっています。

 まだ、村の中ですが。

 この異世界では、城壁が人の住む空間を守る、城郭都市が基本だ。


 田畑ですら城壁内にあるのが基本。


 城壁を無効にする空を飛ぶ魔物も土の中を移動する魔物も居るが、刻印魔術<下書きに詳細あり>と言うスキルにより魔物避け刻印が城壁内にはなされていて、魔物が何となく嫌う場所となっている。


 また、刻印魔術の感知刻印によって、魔物が侵入してきたら警鐘を鳴らす力もあり、それらと市町村を守る衛兵・戦士団・騎士団等によって守られている・


 魔物が溢れかえっている、安全ではない世界だから。


 なので、村から出る時は城壁に設けられた門を使用するんだけど、その場合基本は門の使用料・入市町村税と言う税金が掛かる。


 まあ、住んでいる市町村なら別途人頭税とか土地の賃借税とか払っているから免除されるんだけどね。


 という事を思い出しつつ門に行くと、門番の衛兵が居て声をかけてくる。


 父の友人のブルーノさんだったか。


 「おい。完全武装して、どうするつもりなんだ?」


 衛兵達にも、俺が無能者だったと言うのは知られているから、忠告してくれているんだろう。


 「今日、職業を得られたんですよ。

  で、最低限のレベル上げに行くんですけど」


 「そうなのか。それは良かったが……。同行者は必要だろう?」


 そうブルーノさんは心配そうに言ってくれるが。


 「それが、斥候職に就けたので、感知の力で程よい魔物を感知しつつのレベル上げなんで」


 「そっか。斥候なら村の近くなら一人でも大丈夫か。

  まあ、本当ならそれでも同行者は居た方が良いがな」


 「でも、申し訳ないでしょ」


 「まあな」と俺の言い訳にブルーノさんもそれ以外の衛兵達も納得してくれている。


 と言うのも、この世界の理にはパーティ制度が無いからだ。


 この異世界でもゲームでも魔物を倒した時に、魔物から失われる生命力や魔力から職業経験値を得ているらしいんだけど、その経験値は魔物を倒したモノだけにしか入らない。


 つまり、同じパーティに居る人が魔物を倒したから職業経験値の配分が受けられる、という事が無いんだよね。


 勿論、基本はであって、二人が一つの武器を持って魔物に止めをさすと二分の一ずつ配分されると言った例外は幾つかあるんだけど。


 そう言う世界の理だから、同行者は経験値を分け合えるどころか譲り合える様な関係を持っていないと駄目で、且つ経験値を独占するのは申し訳ないと言うのもあるから。


 まあ、世界の理にパーティ制度が無いだけで、仲間で造ったグループの事をパーティと呼ぶし、そのパーティが集まった集団をクランって呼ぶんだけどね。


 話を元に戻すと、経験値を独り占めしたいし、独り占めさせてもらうのは申し訳ない、と言う意味で、一人で狩りに行くのだろう、と納得してもらった訳だけど。


 「北の森に行くのだとしても気を付けろよ。

  行って良いのは人の手が入っている場所までだ。

  城壁が見えない様な場所にまで行ったら、斥候職程度では感知出来ない魔物に襲われる可能性があるからな。

  斥候職なら最初はGランク。

  レベルが上がったらFランク。

  レベル10MAXに近づいたら一匹で居るEランク程度にしておけよ」


 そんな忠告に頷いて、門から外に出る。


 ああ。


 目の前に広がる広い世界。


 久しぶりだな。


 両親と一緒に門から出て以来だから2年近く経っているのか。


 これからが、新しい一歩だ。


 そう思いつつ、走って村の北側にある森の方へと向かった。

 主人公は、久しぶりに村を守る城壁から外へ出たようです。

 弱肉強食。

 命を掛けた戦いの待つ世界へと。


<補足>

(下記の内容の細かい変更は続くと思います)

刻印魔術(ノーマルスキル,賢知者LV1で取得する)。

 MPをインクに空間や物に魔術刻印を書いて、その刻印が魔素やMPを利用して特定の効果を発生させる力。

 魔術刻印は効果によってその大きさは異なるが、基本は1メートル程度の大きさ。しかし、それを大きくし地面に都市規模で刻印する事も可能。刻印の小型化は難易度が上がるが、刻印小型化の技能を得ると、武器や防具に簡単に刻印する事も可能になる。

 市町村の地面や空間に魔物避け刻印を付与し、魔物に嫌だなと感じさせたりする。その効果を出す為にその場の魔素を利用するので、魔素が薄くなる効果もある。

 また、市町村の場合、刻印にその刻印内に居る人からもMPを収集する効果を付与する事で、その効果を高められる。

 なお、刻印が収集した魔素は基本的には刻印の維持に使う事が優先されるが、魔素が薄くなり過ぎると維持が出来なくなり消え去る事があり、魔術刻印を小さなものに複数就ける事はしない方が良いし、巨大な都市に刻印を行う場合にも複数の刻印を付ける場合には、注意が必要となる。

 また、強力な魔法やスキルによる攻撃と言った事で刻印が破壊されて、消え去る事はある。

 LV1,虫除け刻印

 LV2、魔物避け刻印

 LV3、感知刻印(対象を指定し、入ってきたら警告の音を鳴らすとか可能)。

  グレード1作成可能に。

 LV4、回復刻印

 LV5,隠蔽刻印

 LV6、攻撃刻印(刻印の中にいる人の攻撃力を上げる又は刻印を付与した物の攻撃力を上げる)

  爆裂刻印トラップ

  発動刻印(魔法やスキルの力を刻印内に貯めておいて、条件を満たすと発動。地雷魔法の汎用地雷に似ている)。

  グレード2作成可能に。

 LV7、防御刻印(刻印の中に居る人の防御力を上げる又は刻印を付与した物の防御力をあげる)

 LV8、結界刻印(長距離からスキルの使用を禁止する。つまり、中とかでスキルは使えるが、刻印の外から中へとか、中から外への結界を超えるスキル行使が阻害される。攻撃魔法のような強めで短距離のスキル行使は阻害できない。魔力の動きを阻害する阻害刻印や魔機工学で作る魔力阻害装置とはその辺が違う)。

 LV9、阻害刻印(魔力阻害装置同様に魔力の動きを阻害し、スキルを使えなくする。刻印自身の魔素利用は阻害の対象にならないが、その為か阻害の程度は低い。なので、普通はユニークやアルティメットランクのスキルは阻害できない)。

  異常付与刻印(刻印内に居る者に睡眠、混乱、麻痺、毒、と言った異常を付与する)。

  グレード3作成可能。

 LV10、汎用刻印(世界の理で認められるモノならどの様な効果を発する刻印でも作成できる力。具体例だと生産系が魔力吸収、属性付与。戦闘系だと防壁刻印、火炎刻印、冷却刻印。陣地系だと魔物排除、魔素吸収、魔素阻害(阻害刻印は主にスキルの使用を阻害するが、魔素阻害は自然な魔素の流れとか動きとかまで阻害する自己矛盾の力なので効果は弱い)、認識阻害、火炎刻印、冷却刻印。付与系だと硬化、頑丈、耐久、自動修復、認識阻害と言った汎用刻印が確認されている。また、地雷刻印の様に定められた条件を満たすと刻印に込められた魔法が発動する様な刻印の作成も確認されている)。

 LV10MAX、刻印小型化(刻印の大きさは大きくも小さくも出来るが、小型化は大型化に比べて難しいので、それを補助してくれる力となる。また、魔素収集能力が落ちる為に効果が弱くなる傾向がある。これを身に付けると、剣とか小さなものにも刻印が簡単に出来る様になる。なお、武具に付ける場合は似た力である付与魔術と併用できる。)

  魔素源泉作成(魔素を誘引する魔術刻印の作成し、その魔素をある程度変質させられる。結果、場所によってはダンジョンを造れる)。

  グレード4作成可能。


 付与魔術については、また機会があれば。

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