第142話 やり過ぎ
主人公達は、チェチーリア兄弟の最低限のレベリングを終えて都市に戻ってきました。
そして、チェチーリアだけでなく弟君妹ちゃんを引き連れて冒険者ギルドへ。
最低限のレベリングを終えて都市に帰り、弟君と妹ちゃんも引き連れて冒険者ギルドへ。
受け付けのオッサンの列に並び、待つこと数分。
俺達の番になった。
「今日は人数が多いんだな」と受付のオッサン。
「ああ。子供二人は見学。
彼女は冒険者登録だね。
彼女次第だけど俺達のパーティで」
一応まだ確定ではないし、と思いつつそう言うと「はい。同じパーティで」とチェチーリアが言ってくれる。
なので「で、明日の新人講習にはこの娘も参加で」と受付のオッサンに。
すると困った感じで「……、講師どうするんだ」とか俺に言ってくる。
「忍びだから、俺と同じ内容になる気がするけど」
「そうか。なら問題はないな。ミレーヌ」とまた受付総括って感じの人と会議室みたいな部屋に。
そこで、彼女の登録をお願いし、登録料5000GAZUはとりあえず俺が払い、既にできている俺達のギルド証を受け取る。
「貴方達アッと言う間ね。急ぐと死ぬわよ。気を付けてね」との忠告をミレーヌさんからいただき、また買い取りの建屋に。
そこで、今日狩りの途中に造った革鎧を売る。
結構な量があるけど、今日居た全員に分配する為には、まあ、しょうがない。
魔物糸のローブ(2(魔素収集刻印))10着、で1万5000GAZU。
魔獣の皮鎧Ⅰ(グレード1)(4)、軽装60着、通常40着、重装24着で124万GAZU。
魔獣の皮鎧Ⅰ(4)、軽装132着、通常110着、重装66着、で12,056,000GAZU.
魔獣の皮鎧Ⅱ(8)、通常6着、重装4着、で9,600,000GAZU。
数が多すぎて驚かれ嫌そうにされたが、ギルド長管理の資金まで取って来てくれたようだ。
その代金22,911,000GAZUを6等分し、チェチーリアとその弟君と妹ちゃんにも一人分3,818,500GAZUを渡す。
「こ、こんな」とチェチーリアは結構な金額の分配を貰った事に驚いている。
3千8百万円相当だからな。
未成年2人にもそれぞれ。
やり過ぎだとは思うが……。
ひょっとして、子供の教育には良くなかったか。
冒険者になれば、こんなに稼げるって、あんまり教えない方が良かった気がしてきたな。
そう反省しているとタマーラは「戦いの合間に今日の戦利品を使ってマメに生産していると思ったら、やっぱり、こういう事なんだ」とか言っている。
「まあ、パーティに入ればちゃんと分配するってアピールだから、気にせずに受け取ればいい。
正直、未成年に渡しすぎだとは思うから、母親に預けておくべきだろうけど」
「俺らは、パーティになんて入らないのに」と弟君言っているが。
「お姉ちゃんに対するアピールだからね。
なんにせよ、生きて行くには金や食料が要るから。
それに、今日見てもらった通り、俺達にとっては1日程度で稼げるお金だからね」
そう言うと黙り込んだ3人を連れて宿へ。
そこで借りている部屋に行くと、母親が向かえてくれる。
それに嬉しそうにお金を見せている2人と、複雑そうなままのチェチーリア。
母親は、その金額に驚き、更に一日足らずでレベリングが終った事に「私の時は半年以上かかったのに」と言って驚いている。
普通は、というか2級職の人が1級職の人のレベリングをすると、その位掛かるのかもな。
それは置いておいて「未だ時間はありますし、家の件を言いに行きますか?」と母親に尋ねる。
すると「はい。朝のうちに衛兵さんに義理の兄の勤務する詰め所を聞いておいたので、行きましょう」と言ってくる。
すると「私達も、行こうか?」とタマーラが言ってくるが。
「トラブルになった場合、人が少ない方が良いかな」
そう言うと4人は複雑そうになったが、2匹も皆の護衛って感じで残し、2人で衛兵の詰め所に向かう事にした。
主人公は、家に瘴気が発生していると衛兵に訴えに行くようです。
トラブルにならない様に、チェチーリアの母親の知り合いを介するようですが。




