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第115話 冒険者ギルド

 主人公とラーレは、冒険者登録をしました。

 そしてパーティとしても登録。

 パーティ名は、『雲の上の青空』だそうです。

 俺とラーレの冒険者登録をお願いし、パーティ名も申請。


 その後は、まあ、冒険者ギルドについての説明が始まる。


 このロッドス大陸には、このロッドス冒険者ギルドしかない。


 個人のランクはGからAまで。


 基本そのランクの魔物を倒せる事が基準となるが、真面目に依頼を受けていれば、Eランクの魔物が倒せなくてもEランクになれる。


 パーティのランクは、GからSSSまで。


 ランクが上がるかどうかは、その冒険者ギルドへの貢献で決まるのだけど、それはそのギルドがある場所。


 つまり、市町村ごとに貢献が累積され判定される。


 まあ、村には出張所しかないから、駄目だろうけど。


 それは置いておくと、ランクを上げたいときは、一か所に留まって依頼を達成し続ける事が必要。


 依頼は、FからAまでが基本。


 冒険者ランクかパーティランクまでの依頼しか受けられない。


 なのにGが無いのは、Gランクはランク指定の無い依頼しか受けられないから。


 なお、S以上の依頼は、指名依頼や強制依頼になるので、掲示板に張られる様な事は無いそうだ。


 依頼を受けたら、基本は達成しないと違約金が発生する。


 違約金の相場は、依頼達成で貰える依頼料の3倍とか。


 違約金狙いでワザと依頼が達成できない依頼を頼んでくる奴も居るが、それは冒険者ギルドが感知スキルや心眼スキルを使いチェックするので、キッチリ報告してくださいという事。


 まあ、そう言った事態の為の仲介組織だろうからね。


 また、冒険者ギルドを介さない依頼をしてくる者が居るかもしれないが、詐欺や犯罪の片棒を担がせると言った事もあるので慎重にとも言われた。


 市町村の防衛と言った強制依頼もあり、それを受けない場合は冒険者ギルドのランクが下がったり、冒険者ギルド証が取り上げられたりとかあるそうだ。


 俺が軽く嫌味を込めて「自由なのが冒険者の良い所なのに」と言ったんだけど「ある程度の秩序や命令・指揮系統は必要ですし、冒険者の管理の為の組織でもあるので」との事。


 後は、獲物の取り合いについても指導があったか。


 基本、横取りは駄目。


 と言うか、魔物を倒した者に職業経験値が入る世界の理だから、その辺のトラブルには気を使う必要があるんだそうだ。


 最悪、殺し合いになるんだって。


 一匹や二匹なら、そこまでにならないのでは、とも思うけど命がけで戦い続けてあと一歩のところで横取りされたらね。


 だから、戦闘中に断りもなく近づくと、攻撃される事は普通にあるらしいから、注意が必要との事。


 基本的には、最初に攻撃した者又は最初に魔物から攻撃を受けた者に権利があるとなるらしいが、挑発を使っての横取りの場合は、その権利は無い、との取り決めだそうだ。


 この辺の争いについて、結託しての嘘の申請とかの懸念があり冒険者ギルドは関わり難いとの事。


 しかし、多くの場合で他人の得る筈の職業経験値を盗んだ、と世界の理に判定され犯罪者の称号と黄色いオーラに3日包まれる事になるそうだ。


 そうなっていたら、冒険者ギルドに報告してくれれば、盗んだ奴から補償が受けられたり、ペナルティを科したりできるそうなので申請してください、との事。


 その辺の世界の理による判定は、行為者の意識を読んでの判定なので、言い訳しても無駄、だそうだ。


 他にも、細かい事はあったが、まあ、理不尽な事は無かったかな。


 後は、冊子を読んでくださいと冊子を渡され、俺とラーレのギルド証作成及び登録料という事で、一人5千GAZUをとられた。


 タマーラは、既に持っているギルド証にパーティ名を刻んで貰うんだけど、それは無料らしい。


 この間、2時間ちょっとか。


 最後に、「新人講習、どうしますか?」と聞かれたんだけど「必要だと思いますか? 勿論、役立つなら受けたいと言う意味で、ですけど」と此方から聞き直す。


 「そうですね。その辺は何とも。受講者にあわせた講師を用意しますけど」


 「11日という事は、明後日でしたっけ?」


 「そうですね」


 「今だとどういった講師になるんですか?」


 「貴方が、隠密。

  タマーラさんが魔導士。

  ラーレさんが大神官でしょうか」


 「まあ、俺は兎も角、タマーラは魔法戦士、ラーレは大神官だけでなくテイマーの講師が欲しい処なんですが」


 「そうなのですか。ああ。転職が可能とは分かっているのですね」


 「そんな感じなんですけど」と男の勘とは言わないでおく。


 なのに「だ、駄目でしょ。未だ就けないのに」とタマーラは遠慮しているが。


 「講師に呼べる人は、基本2級職ですから。一応探してみますが」とミレーヌさんは要望を聞いてくれるみたい。


 「駄目なら何になるんですか?」


 「タマーラさんの希望になるでしょう」


 そう聞かれるとタマーラは「今、魔法の無詠唱化で苦労しているので、魔導士でお願いします」と即答だ。


 無詠唱化に、結構苦労しているのだろう。


 地道にやるしかないけど、何を優先すべきかが分からないとかあるのかもな。


 「了解しました」


 「どのくらいの時間、拘束されるんでしょう?」と一応俺が確認する。


 「個別の指導については、基本、スキルに聞いて、と言う話になります。

  後は、獲物の取り合いにならない為のマナーをもう少し細かく指導したり、スタンピートと言った現象や、ダンジョンについての説明もあるので、1日掛かります。

  後は、講師に対する日当が発生するので、一人1万GAZU必要です」


 10万円相当か。


 まあ、仲介料とか冒険者ギルドが取るんだろうけど。


 「ええ。その程度なら問題ないです。

  で、受ける、止めておく?」


 「一応聞いておきたいですけど」とラーレは申し訳なさそうに


 「私も、一応聞いておきたいけど。1万GAZUなんだね」と何故かタマーラも厳しい表情に。


 さっき、190万GAZU手に入れたばかりなんだけどね。


 「まあ、受けてみないとその価値があるかどうかは分からないけど。

  ミレーヌさんはどう思います?」


 「受ける人は少ないです。

  スキルに教われば良い事、と言う内容も多いですから。

  でも、それ以外の事も教われますし、指導内容の書かれた本もお渡ししますので」


 「まあ、ギルドの人が必要ないとは言わないか。

  後は、受講者が増えるようなら、何時までに言えばいいかな?」


 「前日までに行ってもらえば。

  勿論、講師の都合で駄目だと言う場合もありますが」


 「分りました。では、とりあえず3人での受講をお願いします」とミレーヌさんにお願いしておいた。

 主人公は、新人講習を受けてみるようです。

 微妙な感じですが。

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