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第108話 精神異常耐性スキルの必要性

 主人公は、弱く仮装後に就ける事にしてある職業をタマーラとラーレに明かし、これからどう職業の才能が開花して欲しいかを伝えました。

 「戦士系は戦闘士に就けない。

  斥候系は上忍まで付けるでしょ。

  生産系は名匠まで、魔法使い系は魔導士まで、神官系は大神官まで、テイマー系はテイマーまで」


 そう今就ける事にしてある職業を言うと「何それ」とタマーラは呆れている感じ。


 「すごいです」とラーレは驚いている感じか。


 「でも、上を見ちゃうとね。

  賢者系も魔法戦士系も聖戦士系も精霊使いより上も魔機工士も、未だ就けないからね」


 「十分でしょ」とタマーラは何それって感じ。


 「どうかね。一番近くて就きたい5級職が極忍だと思っているんだけど、それに届くと良いけどね。

  でも、それとは別にさっき言った系統の職業に就ければ、色々とスキルがパワーアップしてくれるでしょ」


 「それはそうだけど、贅沢よ」とタマーラは何故か怒ってくる感じ。


 「聖者、賢知者、天騎士。

  それらにも就けたら、生き残る可能性を上げられると思うんだけど」


 「そんなの、全能者の勇者だけだよ。

  5級職4つに就ける可能性は否定できない、とか本には載っていたけどさ」


 そうタマーラは何故か嫌そうに言ってくる。


 「その辺は分からないけど、2つ3つ5級職に就ける人も居るんでしょ。

  ダブルとかトリプルとも呼ばれるらしいけど」


 「居るって話だけどさ」とタマーラは呆れている感じに。


 「つまり、今の俺なんて、見る人が見たら中途半端なんだよ」


 「はあ。私だって欲しいとは思うけどね。

  まあ、それは置いておいて、これで私は2級職。

  後は、ラーレに一級職を卒業して貰えば良いんだよね」


 「いや。タマーラもLV9くらいまではレベリングを続けよう。ステータスは高い方が良いし。

  その後は、話し合い次第だけど魔法の習熟に移ってもらい、ラーレのレベリングかな」


 「いえ。私だけ魔物を倒させてもらうわけには」とラーレは遠慮してくるが。


 「パーティ全体としては、当然の選択でしょ。

  ステータスが2級職になってくれれば、もう少し危険な魔物を倒せるし、移動に掛かる時間も減らせるし」


 「2級職を一通り卒業するまでは、そんな感じでのレベリングが良いのか」とタマーラが確認してくる。


 「俺も、それなりに危険な目にあっているから、こんな感じのレベリングを3級職まで続けるかどうか、悩んでいるんだけどね」


 そう言うと「このままだと、時間は掛かるか」とタマーラは考え込んでしまう。


 「2級職は1級職の10倍経験値が必要だからね。

  でも、逆に言えば10日で出来そうでしょ。

  今日は危ない目にあわなかったけど、自分のレベリングの時と比べると、今日は運よく危険な目に合わなかっただけ、って気もしているんだよね。

  だから、より危険な魔物を呼び寄せるレベリングだと危険な目にあいそう、と予想すると時間を掛けた方が良いのかなって思うし」


 「貴方は、一人で逃げれば大丈夫でしょ」とタマーラは本気なのか冗談なのかって事を言ってくる。


 「どうかね。

  一緒に死ぬような状況になる事だって、無い訳じゃないよ。

  だから、少しでも早く強くなってもらいたいと言うのもあるし、俺も強くならないと、とも思っているんだけど」


 そう真面目に答えると「はあ。何が正解か分からないのか」とタマーラは困った感じに。


 「そう言う事。

  まあ、油断せずに行くしかないんだけど。

  で、ラーレは何に転職した?」


 「神官になりました。才能の確認をお願いできますか」


 そう言って来たので鑑定スキルで鑑定。


 「おお。治療魔法が才能高いだ。

  パーティの治療要員として頑張ってもらわないとね。

  精神異常耐性と杖技が才能普通。

  精神異常耐性もレベルを高く出来そうだし、治療要員として優秀だね」


 「そうなんですか?」とラーレは精神異常耐性の大切さに気が付いていない様だ。


 なら、説明しておいた方が良いだろう。


 まあ、スキルのガイダンスを聞くかスキルと会話すれば分かる事なんだけどね。


 「精神異常状態になると、スキルとか使えなくなるからね。

  まあ、薬で治療すれば良いと言う考えもあるけど、それだって全員が異常状態になったら、誰が薬を飲ませるんだって話になるからね」


 「それは、そうなるのか」とラーレは納得してくれた感じに。


 「そう言えば、私が威圧・恐慌状態になった時、貴方平気だったよね」タマーラが過去の事を思い出した様だ。


 「そう。ちなみに俺の精神異常耐性はLV10。

  状態異常耐性も治療魔法もLV10MAXだけど、治療できる人は多い方が良いから」


 「そう?」とタマーラは俺の説明がピンとこない様だ。


 「一人では同時に一人しか治療できないパターンもあるからね」


 「あ~。現状貴方が二人を治療しないと駄目なのか」


 「そう。それが、治療をラーレに任し、俺は敵に対処するとか出来る様になるでしょ」


 「……。そっか。私も耐性スキル欲しくなってきたけど」


 「タマーラの場合、戦闘士で物理耐性、魔導士で魔法耐性、匠で状態異常耐性が身に付くんじゃない」


 「そっか。そのスキルの才能次第か」


 「そう言う事。

  後は、必要に応じて治療魔法の異常無効付与とか聖魔法の耐性向上魔法に頼る事になるのかな。

  という事で、タマーラとラーレの最低限のレベル上げをしたら、都市に急ぐか。

  もう直ぐ夕方になっちゃうしね」


 そう言って魔物を狩りつつの移動。


 結局、タマーラが魔導士LV8、ラーレが動物使いでLV10になった処で、夕方の都市に駆け込んだ。

 主人公達は、今日のレベリングを無事終えられたようです。

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