第107話 才能を開花させて
主人公は、タマーラとラーレのレベリングをしています。
タマーラは2級職にも就けると分かる等、順調の様です。
タマーラが、魔法使いでレベル上限に。
そして、現状どの職業に就けるか確認後、戦士に転職した。
その少し後に、ラーレが生産者でレベル上限に。
「私は、戦士と神官と動物使いに就けるみたいです。
でも、匠が無いなんて」
とラーレは少し落ち込んだ感じだ。
だけどゲームでは、2級職の匠どころか3級職の名匠にすら就けたからね。
そう思い出しつつゲームでは無かったフォローをしておく。
「生産とかしていたら、才能が開花する気がするけどね。
俺の勘では、だけど」
そう言うと、落ち込んでいる場合ではないと思ったのか、直ぐに気持ちを切り替えた感じで言ってくる。
「そっか。そうですよね。
それでどれに就きましょう」
「戦闘力があるのは、戦士だけか。
まあ、治療魔法の習得の為に先に神官に就くのでも良いんだけど」
「動物使いは後なんですね」
「戦闘力があまり無いからね。
それでも、少しでも早くテイマーに就けるかどうか知りたいなら、それもありなんだけど。
今はレベリングを楽にするために戦士に就くか、このパーティの治療要員候補という事で治療魔法を少しでも早く無詠唱化する為に、神官に就くのも良いけど。
薬は俺が持っているし、治療魔法の才能次第って言うのもあるけど」
「レベリングで武器を使うから、戦士が良さそうなんですね」
「どちらにしても、誤差程度だよ。
近日中には卒業してもらうから。
と言うか、このペースだと、後1つ2つは1級職を今日中に卒業できそうだし」
「はい。なら戦士で行きます。
魔物を槍で倒すのが楽になるそうですから」
と先に戦士になったタマーラの様子を見ていた様だ。
「なら、それでお願い」
そう言うと、ラーレも戦士職に。
俺の鑑定スキルで詳細鑑定して調べてくれと言われたので調べて教える。
「剣技が才能普通、槍技が才能低い、槌技が才能高い、斧技が才能低い、体術が才能普通、盾技が才能高い、挑発が才能低い、生命力回復が才能普通、ぶん回しが才能低い、防御が才能普通だって」
「武器、どうしましょう?」
そうラーレが困り顔で言ってきたので、ゲームを思い出しつつ助言をしておく。
「武器に拘りが無いのなら、片手で持てる槌タイプ。
棒タイプのメイスって感じのが良いのかな。
それと盾だと思うけど。
でも、本人次第だろうから」
「そうですか。なら、それで行ってみます」との返事。
チモの格納箱から武器が入っているコンテナを出し、ミスリル合金の槌Ⅱとミスリル合金の盾Ⅱ(小)を渡す。
「盾は、中型にするのも良いと思う。
今はステータスが低いから軽いそれを渡しただけだから。
槌も、もっと大きいのでも大丈夫なら、それに替えても良いけど、まあ、取り敢えず軽いそれで」
「お借りして良いのでしょうか?」とラーレは気を使うタイプの様だ。
「うん。問題ないよ。
両親がそれなりの数残してくれているから」
「はい」との返事で、魔物の狩りを再開する。
これからは、一人一人に止めをさしてもらう事になるけど。
感知スキルの探索技能の感知の魔力に挑発の力を載せると言うパターンを教わってからは、おびき寄せるのは楽になった。
鬱陶しくこちらの隙を伺っている感じのEランクのネイルファルコン(ハヤブサ)やネイルホーク(鷹)にも探索プラス挑発を。
苛立ち、攻撃の為に降りて来たのを翼を焼き切って地面に張り付けて討伐。
Eランクのファングウルフ、ビッグマンティスなんかも、接近して来たのを半殺しにして地面に張り付けて討伐。
ファングウルフで宝箱が発生し、中身を確認すると銀貨が17枚とミスリル貨が13枚入っていたので、銀貨5枚とミスリル貨4枚を二人に渡し、俺も貰い、残りをパーティの財布に。
Dランクのネイルベア、キラーパンサーなんかをおびき寄せて動けなくして討伐。
でも、タマーラは兎も角、ラーレの方は今日中に全ての1級職を卒業するのは微妙かな。
市町村間の移動に時間が掛かると言うだけでなく、やっぱり経験値増加スキルの恩恵は大きい。
後は、挑発しておびき寄せる狩りの方が安全ぽいけど、自分から狩りに行くと魔物の討伐数が全然違って来るし生産の素材は確保できる。
そんな事を考えつつのレベリングで、タマーラとラーレが同じタイミングで戦士でレベル上限に。
タマーラは、既に決めていたのか迷わずに魔導士に転職。
「スキルの才能は?」と聞かれたので鑑定し「氷魔法も魔法耐性も魔力回復も才能普通だね」と解析鑑定の結果を教える。
「そっか。魔力回復が普通だから、MPの残量の心配は減るのかな」
「魔導士で強力な魔法が使える様になる分、微妙だね。
まあ、MPを1時間回復させ続けてくれる魔回薬を俺が持っているけどね。
造れるし」
「でも、高いでしょ」とタマーラは嫌そうに言ってくる。
まあ、魔力草みたいな高価な魔生薬を消耗品みたいに使うのは、普通ではないのかもしれない。
そう思ったので、現状を説明しておく。
「魔力草は、魔素の濃い場所での採取だけでなく、Dランクの植物系魔物を倒した時に手に入る事があるからね。
直ぐに自分達で入手できる様になるから、気にしなくて良い気がするけど」
「ネイルベアとかと同じランクなんだ。
という事は、アンタはもう倒しているんだ」
「Cランクのハイトレントとかもね。
そっちだと、毒草とか万能草も落とすけど」
「……。ラーレの保釈金、何の問題も無く払っていたから、お金持ちだとは思っていたけど」とタマーラは何故か眉をひそめながら言ってくる。
「マダマダだよ。
仲間を得る為にお金が必要になるパターンは、想定しておかないと駄目だからね。
それに、変にグレードの高い生産品を売ると目を付けられそうだから、グレード1のしか売っていないし」
「そうなんだ。
ああ。
生産に専念しろって強制されるとか、嫌なんだね」
「生産系の職業の才能を開花させたいのなら、それも有りなんだろうけど、今俺が開花させたいのは戦闘系だからね」
「戦闘を日々繰り返さないと、才能は開花しないか」とウンザリした感じでタマーラが言っているという事は、自分の才能の開花に置き換えて行っている感じだろか。
「そう言う事。
まあ、生産を頑張って魔機工士とかになれるのなら、いんだけど」
「ちょっと待って。
あんた治療魔法も使っていたわよね。
今何の職業に就けるのよ」
そうタマーラは、また眉をひそめながら聞いてくる。
「あ~。
戦士系は戦闘士に就けない。
斥候系は上忍まで付けるでしょ。
生産系は名匠まで、魔法使い系は魔導士まで、神官系は大神官まで、テイマー系はテイマーまで」
「何それ」とタマーラは呆れている感じ。
「すごいです」とラーレは驚いている感じか。
「でも、上を見ちゃうとね。
賢者系も魔法戦士系も聖戦士系も精霊使いより上も魔機工士も、未だないからね」
「十分でしょ」とタマーラは何それって感じ。
「どうかね。一番近くて就きたい5級職が極忍だと思っているんだけど、それに届くと良いけどね。
でも、それとは別にさっき言った系統の職業に就ければ、色々とスキルがパワーアップしてくれるでしょ」
「それはそうだけど、贅沢よ」とタマーラは何故か怒ってくる感じだ。
主人公は、弱く仮装後、つまり周りに明かす用の展望を伝えたのですが。
タマーラからすると贅沢過ぎるようです。




