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第98話 魔法の熟練度

 主人公は、タマーラを生産者職から卒業させました。

 その後は、どうするのでしょう。

 タマーラに魔法を使って魔物を倒してもらおう。


 そう思って発言している途中に、補佐さんがこう発言しろと言って来る。


 「魔法を取得したばかりだから、イメージしながらの詠唱に慣れる必要があるか。

  技能や魔術と違って」


 「あっ。そっか。

  移動中にやればよかったね」


 「まあ、その辺は個人差もあるし、気長にやる必要はあるけどね」と補佐さんからの指示通りに俺もその苦労をした様に言っておく。


 「試しにやってみる。

  魔力よ、敵を討つ火の弾となれ。火弾」


 そうタマーラが言うと、ピンポン玉くらいの火の弾が発生する。


 俺の時は、最初からバレーボールくらいの火の弾が出来ていたけど、あれが最初から詠唱無しで100%の力で魔法が使える魔法の加護の恩恵か。


 そう改めて認識していると「こんなに小さかったっけ?」とかタマーラが狼狽えつつ確認してくる。


 「あ~。スキルからのガイダンスとか聞いていないよね。

  俺と話していたし。

  さっきも軽く言ったし学校でも習うけど、技能や魔術は直ぐに使えるけど、魔法は1つのスキルで様々な力を使える上に強力で便利な力だから、熟練度って要素が入るって話だよね。

  魔物には、魔法に熟練度と言う要素はないから、様々な事が出来る人の器用貧乏さから必要になる訓練、と言う話もあるそうだけど。

  イメージしながら呪文を唱えるを繰り返すと熟練度が上がり、100%の力を発せる様になり、更に訓練すると魔法名をイメージする事だけで100%の魔法が発動するようになり、呪文が必要なくなるんだったよね」


 「最初はこんなものなのか」とタマーラが疲れた感じで言ってくる。


 まだ、これからなんだけどね。


 「ああ。これからも一苦労だったかな。

  呪文の詠唱無しで100%の力を発揮できるまで、繰り返しの訓練だし」


 「どのくらい掛かるんだったかな?」と魔法の加護持ちで、最初から無詠唱が使える俺に聞かれてもね。


 でも補佐さんからの情報を得て、タマーラに教える。


 「魔法の習得が早い人が、才能高いの魔法を延々練習し続けて、1時間くらいだと言う話だったかな。

  魔法の習得が遅い人が才能低いの魔法を延々練習し続けると1日8時間延々訓練して50日だって話もあるけど。

  それに、レベル1で覚える魔法の方が、レベル10MAXで覚える魔法の5分の1の時間で無詠唱化するなんて話もあるし」


 そう具体的な時間を言うと「……。あんたはどうなのよ」とウンザリした感じで確認してくる。


 「今メインで使っている魔法は、全部無詠唱だね。

  まあ、魔法の習得が早い人って事かな」


 「……、はあ。やるしかないか」とタマーラ憂鬱そうだけど。


 「だね。

  防御魔法とかになると、無詠唱でも間に合わないとかありそうでしょ。

  攻撃は、同時発動可能化したら、多めに発動させ待機させておく事で間に合う事は多くなるけど、それはMPが無駄になる事が多い。

  俺の場合は、索敵能力が高くて魔物の数が正確に確認出来るから、事前に発生させた魔法でと言う事も出来るけど。

  まあ、索敵能力が無くても戦闘予測に長ければ、MPを無駄にする事も減るらしいけど。

  だから、無詠唱化に時間が掛かる様なら、戦闘しながらの詠唱とかの練習も必要になるんだったかな。

  無詠唱になるまでの期間を減らす上にLV10MAXになれば、覚えたての魔法でも無詠唱で使える詠唱破棄スキルが欲しいところだね。

  ユニークスキルだけど」


 そう細かく説明して行くと諦めた様で「はあ。とりあえず、火弾か風弾か」とタマーラは気持ちを切り替えた様だ。


 「どうだろう。矢系まで待っても良いかも。

  まあ、弾系魔法の練習は魔法の全体の練習って事で良いんだろうけど」


 「わかった」との返事をもらい、火弾と風弾でスライムとかを倒してもらう。


 そして、レベルが上がった後は、新たに取得した魔法の火矢や風矢も試してもらう。


 「威力は順調に上がっているね」


 「ええ。ロックオンして倒してくれる矢系の攻撃魔法は便利ね」


 「まあ、強い奴だと、それでも無効化されるけどね」


 「そうなんだ。

  まあ今は、この二つを無詠唱で使える様にならないと」


 「そう言う事。

  でも後一つレベルが上がったら、新しい仲間を迎えに行こう。

  まあ、仲間に出来るとは限らないけど」


 「そうなんだ」との『良く分からないけど』と言う感じの返事をもらい、更にスライムやレッサースライムを倒してもらい。


 昼過ぎには、目標の魔法使いLV6に到達し、町へと戻る事になった。

 タマーラが魔法使いLV6になった処で、一度町に戻る様です。

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