流栄山の少女
神那達が希望家に帰還した翌日、真朝はさっそく神那に秘奥義を叩き込んでいた。
「時間がない、1日で型を覚えてもらうよ!なぁに型さえ覚えられればあんたなら絶対に技は完成する」
「わかった!お姉ちゃん!」
そしてそれから僅か3日後にみちるからの連絡が届く。
「みちるが夢公国の末裔の居場所を特定してくれたわ、目指すは流栄山よ!」
刹那が意気揚々と告げる。
「じゃあ早速出発を?」
愛梨が刹那に問いかける。
「そうね、真朝、神那の特訓は終わったの?」
「ばっちりよ、刹那お母さん」
真朝は刹那に笑顔を向ける。
「それじゃあ向かうメンバーは・・・私、愛梨、神那、真朝、瑪瑙くんって事で、れいなさんと四姉妹のみんなには万が一ディストールが動き出した時の足止めをお願いしたいわ」
「了解しました、刹那」
れいなが応答する。
「よし、早速出発よ!」
刹那がそう言った時神梨が口を開いた。
「あ、あの!私も連れていってもらえませんか!?何かの役に立ちたいんです!」
一同は思案するが・・・。
「うん!神梨も一緒に行こう!私、神梨と一緒に行きたい!」
神那は神梨の手を取って刹那達に訴える。
「・・・わかったわ神梨も一緒に行きましょう」
刹那は了承した。
「よかった!頑張ろうね神梨!」
「うん・・・」
神梨は神那に手を取られたまま薄く微笑んだ。
ややあって流栄山へと辿り着いた一向。
「・・・全く人気がないが本当にこんな所に夢公国の末裔がいるのか?」
瑪瑙がぼやく。
実際に瑪瑙の言う通りこの山にはいくつかの建築物はあるものの人は見当たらなかった。
「みちるが間違った情報を送ってくるとは思えないししっかり探すのよ!」
刹那が一同に発破をかける。
「これは何だろう?」
神那は遺跡らしき物を発見しそこに近付く。
ビシュン!
「わぁっ!」
神那は突如としてビームのような物で攻撃される。
「!?」
一同が気付くと上空に無数の攻撃用ドローンが飛来していた。
「こ、これは!?」
愛梨が慌てると声が響いた。
「盗掘者か何かかしら?」
声のする方に目を向けるとそこには一人の少女の姿があった。
「あなたは?」
真朝が声をかけるが少女は聞く耳を持たないと言う感じでドローンに指示を飛ばした。
「こそ泥を殲滅して!」
ドローンは一斉に神那達に襲いかかってくるのだった。




