少女の務め
「なっ、へ、変身しただと!?」
強盗は一瞬慌てるが・・・。
「あ、相手はガキたった一人だ!構わねぇやっちまえぇぇ!!」
強盗団が一斉に神那に襲いかかる。
「希望一刀流・周撃!」
「ぎゃああああ!!!」
神那は一瞬で強盗団を無力化した。
「なっ、そ、そんなバカな!」
更に神那は一瞬で間合いを詰め打撃を強盗の腹に叩き込む。
「ぐへぇっ!」
強盗は腹を押さえて膝をつく。
「ま、まだだまだ終わってねぇ!」
ギャァァァァンン!
激しいローラーの音を立てて重機兵が姿を現した。
「潰してやるぅ!」
「はぁ、しょうがないなぁ」
神那はため息をつきながら片手を掲げて叫ぶ。
「来て!セフィロトオブゴッドハート!!!」
神那の呼び掛けに応え巨大な機体が姿を現す。
「げぇっ、まさかぁ!」
「はぁぁぁぁ!!!」
セフィロトオブゴッドハートに乗り込んだ神那は正拳突き一発で敵の重機兵を沈黙させる。
「あ、あ・・・」
唖然とする強盗に機体を降りた神那は歩み寄る。
「終わりだよね?」
「は、はい・・・」
強盗はへなへなとうなだれる。
「おつかれ、強盗団は全員縛りあげておいたよ」
神那の元に緑髪の少女が歩み寄る。
「しおんちゃんありがとう!」
「ぶ、部下を殺してないのか?」
強盗は神那に問う。
「あなた達はたくさんの人の命を奪った、だからって私があなた達を殺すのは違うよね、あなた達にはしかるべきところで罪を償ってもらうから」
そうこうしてるうちに街の警備隊が現れる。
「希望家の方々、お務めご苦労様でした!さぁ、引っ立てろ!」
強盗団は警備隊に連れていかれるのだった。
「はぁ、それにしてもすごいねぇ神那は、本当にまだ10歳かぁ?」
しおんが神那をからかう。
「ふふっ、なぁに言ってんのみんなしおんちゃん達の教育の賜でしょう?」
「あれっ?そうだっけぇ?」
軽口を叩き合いながら2人は帰路につく。
一方それを見守る謎の影があった。
「あれが希望神那・・・」
希望神人が守ったはずの世界はまだまだ混沌としていた、多くの犯罪者が再び現れはじめ魔物達が人間を襲う被害もなくなってはいない。
希望家はできる範囲でそんな脅威を取り除いていたのだ。
希望神那、彼女はまだ僅か10歳、それでも父の想いを受け継ぎ姉から教えを受けた技で悪しき者達に立ち向かっていたのだ。




