15.Sランク
「どこの店員だよっ!」
「ゼロム様のいつものおかしな言葉が、また発動いたしましたな!
ほら、ギルドの受付嬢が引いておられますぞ!アーッハッハッハッ」
「いや、お前が裸のせいだろ!?絶対にそうだよな!?受付嬢さんんんん!」
無言かよっ!何なんだよここは!ギルドってなんだよ。相互助勢なんちゃらじゃないのか!?
って、3ゴブが餌付けされてるし!?
もう、帰りたい......。
「まあ、ジョークもこの位にしましょうか
ねぇ?エマリー嬢?」
「そうですわね、クアンデル様。
お客様からお怒りの感情がビンビンに伝わって来ますわね」
「と、言うことで!
ゼロム様、さあコチラのお席へどうぞ
あ、3匹のゴブリン達はちゃんと面倒を見ますよ?」
しょうがない、少しだけだ。
「では、御説明しましょうか、あ、その前に私はエマリーと申します。見た目の通りエキドナに御座います。」
ちゃんと見て思った。このお姉さんは下半身が蛇の美しい女性だ。
「あ、えーと、僕は鬼神のゼロムと言います!よろしくお願いします!」
「ゼロム様!?私の時と全然態度が違いますが!?」
クアンデル?あ、オッサンか。何か言ってるが気にしない。是非にもお近付きに。
「では、説明しますね。
ココの俗称は「魔獣ギルド」と言います。
ココでは主にクエストの受注・発注を行っております。クエストの説明は必要ですか?分かりました。
クエストとは、主に、「知恵無き魔獣の討伐」「薬草などの採取」「街のお手伝い」「知恵ある者の救助・保護」となっています。
特例と致しまして「人族冒険者の討伐・撃退・退治」があります。
以上ですがお分かり頂けましたか?
次にランクの説明をします。
ランクはD〜Aとなっています。ココでも特例として致しましてSが存在致します。
自分の力量にあったランクをお選びください。
例えばBランクをお選びになりますと、「知恵ある者の救助・保護」以外のクエストが受注になります。
Sでは主に特例クエストを主体とし、「知恵ある者の救助・保護」をしてもらう事になります。お分かり頂けましたか?」
「あ、はい!分かりやすかったです!
では、Sランクをお願いします!」
「......。かしこまりました...?
クアンデル様!?なんですか!この子は!?最初にSランクを選びましたよ!?
不遇ランクですよ?
コッチとしては有難いですが!」
「大丈夫ですよ、ゼロム様には実力があるのをこの目で見ているので。まだまだ荒削りですがね」
「わかりましたよ、はいはい。
では、ゼロム様、Sランクおめでとうございます。2人目のSランクです。
もう1人はクアンデル様にございます。」
えええぇぇ!?オッサンが!?凄い人だったんだな!裸だけど!
こうして、俺の初日は終わりを告げた
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