表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
PR
84/93

四月十二日 日曜日

友待ちて ピクセルの我 青き踏む

ともまちて ぴくせるのわれ あおきふむ 


私は最近、友達が一人できました。

ゲームの世界のことです。

私が今、勉強している言語圏の方でした。

もちろん、私は日本語で話します。

チャットで、友達が母国語で話してくださる内容は、文法書にないコトバなのです。

生きた言葉に触れることができます。

フレ:「ご飯を食べましたか?」

私:「はい、食べました。あなたは、きっとまだですね」(私は、時計を見て、時差を考えます)

フレ:「うん、ご飯を食べるね。夕食に魚を煮たんだ」

このような日常の内容です。


それから、培われた文化による、行動の違いがありました。

私は、ゲームの中で、日本人の友達もいます。

比較すると、別れ際の挨拶の長さが異なります。

日本人同志は、お辞儀をしたり、今日の楽しかった感想を伝えます。アバター同士でハイタッチなどをします。それから「またね」と互いに言います。「また、遊びましょう」などと、言います。そして、大きく手を振る感情表現などをして、また、お辞儀します。

一方、最近友達になった方は、こんなふうです。

私が「もう、終わることにします」と言いますと、「わかった」と返事がありました。

それで、終わりです。


どちらも、楽しいです。

でも、私は簡単な「さようなら」を面白く思いました。

笑い出したくなりました。

別れが胃に優しい食べ物のようになり、すっきりします。


その友達に、昨日は会えませんでした。

まぁ、出会って、三日程しか経っていませんが、妙に寂しかったです。

世代も、生まれた場所も別ですが、誠実な人と話をするのは、喜びです。

綺麗な草原の中で、一人走り回って遊びました。

そこは、いつも春のような景色です。

青草を踏んで、寝転がりもします。

そうしながら、会えない予感に慣れてきました。

私は、ゲームを終えました。


アバター名で呼び合い、個人情報はお互いに話しません。

ですから、子供時代に戻った感じです。

公園で、偶然に会い、鬼ごっこや、野球をして遊んだあの頃です。


英語

Waiting for a friend

My pixelated self

Walking on green grass


中国語

等友待在此

像素的我踏青去

草色的正清新


スペイン語

Esperando al amigo

Mi yo de pixeles

Pisa la hierva














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ