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84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
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70/93

三月三十日 月曜日

今日の季語は、「春いちご」です。

スーパーで苺が並んでいるのを見るだけでも、気持ちが明るくなりますよね。

これぞ、ルンルンかと。


口すぼめ それも嬉しい 春いちご

くちすぼめ それもうれしい はるいちご


皿にのせられた苺を前に、いつも思います。

フォークの先に、苺をきゅっと差し込む、あの時です。

「これは、甘いか、酸っぱいか」

一瞬ですが、苺が恥ずかしくなるくらい見つめます。


口に入れて噛む度に、とろけるように熟した果汁が広がると、目尻が下がってしまいます。

「あー、イチゴだなぁー」

粒々が小さな音となり、リズムよく伝わります。

一方で、口に入れて齧ったら「んっ?」と身構えることがあります。

酸味がつんざくように、走り抜けるのです。

そうなれば、口を窄めて、感覚が薄らぐのを待つしかありません。

それから、「練乳、れんにゅう」とか、「はちみつ、蜂蜜」と片手を振って、騒ぎ始めます。

でも、嬉しそうなのです。

贈り物に大喜びしながらも、「頂けませんよぉ」と目を細めるのに似ています。

あの苺の香りでしょうか?

酸っぱさに慌てながらも、私は幸せを隠しきれない。


苺は、愛される果物ですね。

あるがままに。


英語

Puckered sour fase

The joy is also blooming

Springtime strawberries


中国語

酸溜溜缩腮

心中也欢喜

春天的草莓


スペイン語

Cara de limon

Pero me hace feliz

Fresa de abril


あまーい苺、酸っぱい苺。

どちらを食べても、笑顔になります。

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