第三話 ふわふわ最強説
俺は猫の扱いでいいと考え、家に連れ帰った。
そしたら、思いの外、両親はこいつのことを気に入ったらしい。
(いつまでもこいつ呼ばわりはかわいそうか?)
とりあえず、名前を決めてやったほうが良さそうだ。
保留にして、太郎(仮)でいっかな。
「お前の名前、太郎(仮)でいいか?」
「にゃ〜!」
気に入ってくれたようなので、(仮)を外して本名にするとしよう。
「じゃぁ、お前の名前は太郎ってことで」
◇◆◇
太郎が家に来てしばらくした頃、俺は重大なことに気づいてしまった。
それは………
俺と両親(家族全員)が「太郎に甘い」ということだ。
俺は思っていたよりも動物が好きだったらしい。
そして家族全員から好かれている太郎だが、太郎が好んで近づいてくるのは俺だけらしい。
そのことを少しうれしく思っている俺がいたことに俺は気付かなかった。
◇◆◇
「おーい」
「にゃ〜!!」
俺はこいつを猟犬ならぬ猟猫に育てあげることに決めた。
何故、太郎が化けヒョウだったのかは不明だが………
化物には何種類かあるという。
1.恨みが重なり化けれるようになったもの
2.生まれつきの性質で霊力を持って生まれたもの
3.長生きしたもの
4.突然変異したもの
5.先祖返り
6.原因不明のもの
1はよくある昔話に出てくるようなものだ。
2は霊力を持って生まれたはいいものの霊力が暴走したと言うやつである。これは魔力でも起こりうる話なので、霊力だけというわけでもないようだ。
3も1と同じように昔話で出てくるようなものだ。例えば猫が長生きして猫又になったとか。ともかくそういう類だ。
4は2と似ているが全く持って違う。2では例えば(また猫だが)、普通の猫の持てる霊力を超えて持てる猫のことを指し、4は2の状態だけでなく体も変化する。只の猫の突然変異ならいいが(無害)、2の状態も引き起こされていると4になる
5はそのままの意味
6、これは1〜5に当てはまらない、ということは原因がわからないものだ。最近、増えてきている厄介者であるが本人たちもなりたくてなっているわけではないだろうけども、どうしようもない。
正式名称を
1、怨念蓄積型
2、過剰霊力症候群
3、長寿変種
(通称:齢重ね)
4、突発性複合変異種
5、古血返り種
(通称:先祖返り)
6、特異起源型
(通称:カテゴリー・アンノウン、分類不能種など)
という。




