表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒髪は星を集める〜追放皇子と十二星座の仲間たち〜  作者: S@Y@


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
80/94

第80話:収束する星々、そして決意の夜


アクアが展開した青白い魔導ホログラム──そこに浮かび上がる『新たなる星図』は、不気味な光を放ちながら、要塞都市を包囲するようにその座標を狭めていた。

ガルシアを蹂躙したことで、世界のシステムそのものが俺たちを「最優先排除対象」と認識したのだ。


「フッ、まとめてかかってくるなら好都合だ。バラバラに探す手間が省けて、最高のスタック効率じゃねぇか」


俺は九色のインナーカラーを指先で弄り、不敵な笑みを浮かべた。


マスターの仰る通りですね。私の計算によると、次に襲来する守護者は最低でも三人。それぞれがガルシアと同等、あるいはそれ以上の独自の絶対ルールを引っ提げてくる対流になるよ。……だが、私たちの絆のスタック速度があれば、それすらも逆算して上書き可能だね」


アクアが清流アクアブルーの髪の眼鏡を美しく押し上げ、星図のデータを次々と解析数式へと変換していく。


「あはは! 三人同時? だったらボクの風の道を三倍に増やして、みんなの攻撃を同時にスタックさせちゃうだけだよ!」

シオンが新緑ミントグリーンの髪を軽快に弾ませ、疾風弓を軽く回して見せた。


「シリウス様、夜戦になっても、遠征になっても、みなさんのバイタルは私が完璧にキープします! 特製の星屑ハーブティー、もう仕込み始めてますから!」

フェリスがサクラピンクの髪をなびかせ、強い意志を宿した瞳で俺を見つめる。レオンとアルゴも、静かに、だが圧倒的な闘気と氷結のオーラを足元から立ち昇らせていた。


「……シリウス様」


みんなの頼もしすぎる言葉の横で、ルナが白銀シルキーホワイトの髪をそよ風に揺らしながら、エメラルドグリーンの瞳をきらめかせて俺を見上げていた。


「世界そのものを敵に回しているはずなのに……みなさんと一緒にいると、まるでこれから楽しいお祭りに行くような、不思議な高揚感を感じます。私の【天秤座ライブラ】、この命が尽きるまで、シリウス様の右拳のために調停し続けます!」


ルナが右手の甲の星痕を誇らしげに輝かせ、これまでにないほど強く、美しい笑顔を見せる。


「命を懸ける必要はねぇよ、ルナ。お前がただ隣で笑って、その天秤を重ねてくれりゃ、それだけで俺たちの絆は世界のルールなんて簡単に踏み潰せる」


俺は九色の前髪をかき上げ、最高にクールな笑みを浮かべてマントを翻した。


「よし、お前ら。明日の夜明けと共に、向こうから来る神サマどもを迎え撃つ。世界のシステムが作ったチャチなルールを、俺たちの極彩色の絆で、根底から蹂躙してやるぞ」


「「「おおおおおッ!!」」」


要塞都市の夜空に、既存の最強メンバーたちの咆哮が響き渡る。

世界の理たる十二の星々との、文字通り世界を賭けた全面戦争。極彩色の魔王軍による、神話をも超越する絶対蹂躙の戦いが、いよいよ本格的に幕を開ける。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ