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全てを超えて幸せにする  作者: 吐露
ここから読んで下さい。プロローグです
9/12

アザ

俺は内側からしかあかないようになってる階段の扉を飛び越えた。ゆっくり彼女の病室に向かう


彼女と出会ったのは運命だった。理由はないがそう思う。全身大やけどをおい、人間不信になってる彼女が忘れられなくて一番先に救うのは彼女だと決めていた。彼女のやけど前の写真を見たことがある。美しかった。ラベンダー色の髪。真っ白な肌。アイドルのようなプロポーション。正直に言おう。俺は彼女に惚れている。だからこそ背負いたいのだ。俺は彼女の病室の扉をあけた。個室の狭い部屋にはベッドしかなかった。いや正確には俺のあげたぬいぐるみなどがあった。俺はベッドに近づくと彼女の手を取りひざまずく。そしてからだに彼女のやけどと不安をうつした。背負ったのだ。俺がこんな願望通りの能力をなぜてにいれたのかはわからない。だが使える物は使う。それだけだ。俺は病室の窓から飛び出した


運命的な再会をするともしらずに


ーーー


半年後


いつものように治安の悪い夜の街をあるく。俺は一人、自警団の真似事をしている。今日もやけどを隠して堂々と歩いていた。そんな時路地裏に連れ込まれる少女の姿が見えた俺は急いで追いかける。このとき誤算だったのはトレードマークのチェーンのついた黒いコートをきていたことだ


路地裏は一本道だった。通りにでると目の前には廃墟。そしてチンピラどもとスタンガンを持った少女。どうやらぐるだったようだ


俺は廃墟の中に連れ込まれた中には今まで叩きのめした懐かしい顔が何人かいた


『ねぇ!。これでもう僕許してもらえるよね?』


スタンガンを持った少女がリーダーらしい男に懇願する


『なにいってんだよ?。お前はいまから死ぬんだよ!!』


ナイフが彼女を引き裂いた。俺はもっとはやくしかけなかったことをくやみながらリーダーである男の顎を蹴る。腕で受け止められる。男は俺の足をそのままつかんでにやりとわらった。ナイフをこれ見よがしにチラつかせる。それがどうした。俺は片手を地面につけると掴まれた足と反対の足で男の腕をつかみそのままチンピラめがけて吹っ飛ばした


『あと十二人かまだやるか?』


チンピラどもは顔を見合わせると一斉に割れたまどや玄関からでていったおれはそのうちのリーダーを捕まえる


『この少女になにをした?』


『なにって、その…』


『ナニか?』


『ち、ちげーよ!。だれがこんなブス!。また彼女にしてってしつけーからー』


『もう彼女にかまうな』


おれは静かにだが恐ろしく男につげる。男がだまってうなずくのをみとどけると俺は手をはなした。男は這いずりながらでていった。腰が抜けているんだろう


『大丈夫か?』


『あはは…。残念ながら大丈夫だよ』


『すぐに生まれ変わらせてやるからな』


俺は彼女の顔をみたがとてもきれいな少女だった。なら背負うのは切り傷と病の種だな。そう選別しながら切り傷をからだに。病の種を心に背負う


『君は…天使?』


『しいていうなら堕天使だ』


彼女は俺の返答を聞くと満足したのかしないのかあいまいな表情をし、お礼をいいながら立ち去った。おれは彼女の俺に対する不安も背負っていた。だからすんなりかえってくれたのだ


『さてと…』


俺はタバコに火をつけようとした。そこで彼女のことを思い出す。そういえばあいつは火が嫌いだったなと。そして願ってしまった。また会いたいと。俺の願望はかなうということは実証済みなのに


『ラウス…!』


彼女は綺麗だった。だが俺はどうだ。こんな姿見せられない。俺は逃げようとした


『全部しってる!。大好きだよ!』


踏み出した足が固まって動かない。そのままヒノメに抱きしめられる


『もういいんだよラウス…』


俺は包帯をずらされ口付けをされた。その時を待っていたかのように廃墟が崩れ始める。その後は一瞬だった。彼女をかばうので精いっぱいだった


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