休息、そして…
「さて…外は危険ですし今日はこちらの図書館に泊まられますか?」
玲奈さんの提案によりとりあえず図書館の中にお邪魔することに。
「宇宙人事件が起きてから来れてなかったから久しぶりだな〜」
「ここに来たの中学生ぶりかも」
「俺初めて来たわ。」
三者それぞれの反応をしていると玲奈さんがふふっと微笑んだ。
「実は私ここで働いてまして…母がここの司書だったので幼い頃からの思い出がつまった大切な場所なのです。母は最初の襲撃の時に逃げ遅れて亡くなってしまいましたが…」
一瞬シーンと静まり返る
「なんかちょっと楽しんでたから忘れてたが結構被害出てるよな。宇宙人の」
光瑠さんがそう呟いた。
「そうね…意外とグダグダしてる暇ないのよ。まぁなんにも力持ってない私が言うことじゃないけど」
美奈ちゃんは少し悔しそうな顔をしている。
「美奈ちゃん…私着いてきてくれてるだけで本当に感謝してるの。それだけで救われてる!」
思わず美奈ちゃんに駆け寄ってそう言った。
「そう?ふふっ、ありがとう」
良かった。笑ってくれた、嬉しい。
「じゃあとりま今日はここで寝泊まりして明日からまた旅に出るか〜俺2階で寝るわ。」
光瑠さんが持ち前の身体能力でひょいと2階に登って行った。
「私たちはあちらのソファーを使って寝ましょうか。」
玲奈さんについて行き3人それぞれソファーに寝っ転がる
「シャワーは諦めるしかないわね…」
「ドライシャンプーならありますよ!」
「おっさすが玲奈さん、借りていい?」
2人の会話を聴きながら先のことをちょっと考えてみる
(正直防御系の能力持ってる人がいてくれて嬉しいな、美奈ちゃんのこと守ってくれそうだし。あとは…)
窓の外を見つめる
(私がこの能力を上手に扱えるようになって、残りの仲間を早く見つけ出さないと!)
「翠ー!もう寝るわよ?」
「うん!わかった!」
こうして私たちは眠りについた。
翌日、大きな物音がして目が覚めた
(ん〜何事?)
目を開けると窓の外に巨大な宇宙船が見えた。
本能でガバッと起き上がる
「大変です!宇宙船が現れて結界を叩きわろうとしてます!」
玲奈さんが駆け寄ってきた
「光瑠さんがもう外に出て迎撃されているようです。美奈さんはすぐに地下の物置に避難させておきました!」
「ほんと!ありがとう、てか寝ちゃっててごめん!」
(何ができるかはわかんないけど…!)
私は光瑠さんをサポートするために外に駆け出すのであった。




