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終末世界、INFPで仲間探しの旅に出る  作者: 桜 歌恋


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13/14

苦労

数時間後…


目を覚ました戒さんに奏太さんが1時間弱くらいなんかタブレット見せながら説明(?)し終えたあと、「もういいわかった!」と完全に疲れ果てた戒さんがロープに縛られ連行されたままやってきた。


「はぁ…確かにやりすぎたところもあったし一旦は一般人(美奈)の存在も認める…!だからロープをといてくれ!」


「…もう美奈ちゃんに酷いことしない?」

私は恐る恐る聞いてみる。

「あぁ、彼女がいること前提でこの組織が目標を達成するためのプランをたてる!」

うーん、大丈夫そう…かな?


「戒くーん!無事で良かった!」

心愛ちゃんが駆け寄ってくる。

「それにしてもどうして君みたいな人がこんな子引き連れてきてんの?」

後ろから現れた奏太さんが戒さんに質問する。


「それはな…能力を付与された時最初の方に偶然出会ってしまったんだ…全てはそこから始まった…」

なんかとんでもない苦労話が始まりそうな気配がしたのでそっと心愛ちゃんに聞いてみることに。


「ねぇ心愛ちゃん、戒さんとどうやって出会ったの?」

「んー?あのね!、なんか廃墟になった遊園地歩いてたらブツブツ言ってる人いたから話しかけて〜、なんか同じ能力者みたいだったからじゃあ仲間にならなきゃ!ってなって!」

「それから何をしてもずっとまとわりついてくるんだ!」

戒さんが頭を抱えてそう叫んだ。


「そう、貴方も苦労したのね…まぁいいわ、奏太そのロープといてあげて。次のことを考えなきゃだし」

美奈ちゃんがやってきた。


スルスルとロープをといた奏太さん。

「…お前地頭いいタイプか?もうすっかりこのチームの司令塔だな。」

ロープを解かれながら戒さんがそう呟いた

「あら?まぁ昔から実行委員とか部活の部長とかしてたしね…慣れてるのよ。」


うん。私もそんな美奈ちゃんを昔からよく見てたからあんま違和感持ってない。


「皆さんご飯できましたよ。雷斗さんたちもすっかり元気になってきたので交流がてら一緒にご飯食べましょうか」

玲奈さんがやってきてくれた。


みんなでテーブルを囲む…


もぐもぐと大人しくご飯食べてる三彩ちゃん。(食事は1人で味わって食べたいらしい)

なんかずっと色々作戦会議?的なことしてる美奈ちゃんと奏太さんと戒さん。(あとたまに光瑠さんと雷斗さんが割り込んでる。)

私はと言うと陽葵さんや玲奈さんと話しながらご飯を食べていた。


「そういえば戒、あなたの能力なんなの?」

あったしかに。


全員の目線が戒さんに集まる。

「…まぁ千里眼みたいなものさ」


…えっ!?


「だからそれが具体的にどんな能力か聞いてるのよ」

美奈ちゃんが問い詰めだした。


「女神は…『千里のチェス盤』とか言ってたな。ちょっとネーミングセンスが気に入らな…いや何でもない。

俺はこの世界を盤上のように捉えていて、それぞれの人や敵の動きを、予測される行動をこの目で見ることができる。まぁそれを見てどうするか決めるのは俺自身だが。」

「ふーん…その力を使って奏太の分析掻い潜れたの?」

「いや、偶然にも近しいな。なんか探索されてる気配がしていやだったのもあるが、まぁ心愛が近くにいたのもでかいかも知れない。」

「要は利用したのね…」


なんか…よくわかんないけどすごい力ってことはわかった。


「戒くんはすごいんだよ!言う通りにしとけばなんでも上手くいくの!」

「心愛ちゃん、多分言う通りにしすぎない方が身のためだぜ?」

光瑠さんが心愛ちゃんにそう言った。

多分その通りである。


「だがそれだけでは完全に居場所が分からなくなるのは説明がつかないな。それこそ心愛の能力は不安定だ。恐らくその居場所が分からない3人の中に黒幕がいる可能性がある。」

「それは僕も思ったよ。」

苦手らしいアボカドをこっそり雷斗さんの皿に入れながら(笑)奏太さんが話し出した。


「君はそう説明すれば何とか説明がつくとして、他の人達はどうだろうって。まぁやりそうなのはENTPとかだと勝手に思ってるけど」

「どんなENTPが能力貰ったかは知らんが、1番厄介そうなのは確かだ。」


そんな厄介な人なんだ…1周まわって気になるかもしれない。


「まぁ決めつけるのは良くないし、とりあえず次の目的地考えなきゃだね!心愛ちゃん、何か知らない?」

陽葵さんのあたたかさは素晴らしいと思う。ほんとに


「うーんとね、あっ!そういえばなんか宇宙人の軍隊作ってる人いたよ!」

「軍隊?…って宇宙人の!?」

「うん!確かね〜『第25条!』とか叫んでた!」


なにそれ…でもたしかにちょっと特殊な能力っぽい?


「とりあえず明日からは遊園地跡に向かってみる?」

美奈ちゃんの提案に全員が頷く


というわけで私たちは翌日から遊園地跡を目指すことになった。



能力紹介『千里のチェス盤』

INTJの戒が持ってる能力。本人は名前が気に入っていないようだ。せっかく頑張って名前考えたのに…!(By女神)

能力を使用すると目が光って人や宇宙人が世界という盤上の上にいる駒のように見える。そこから予測される動きが矢印で表示され、それを見て行動を決める。

能力の余波?的なものも見えるらしく回避なども可能。

まぁ見えるだけなので過信しすぎないことが大事である。

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