刺客
翌日、陽葵さんが私たちの前に決意を固めた目をしてやってきた。
「みんな、昨日はお騒がせしてごめんね?あの後色々考えたんだけど…奏太くんが言ってた作戦、実行しよう。私、みんなについて行って世界を救いたい!」
陽葵ちゃんの決意にみんな頷く。
「もちろん、歓迎するわ。」
「よろしくお願いしますね、陽葵さん。」
「陽葵ちゃんめっちゃ心強っ!よろしくな!」
というわけで私たち3人(玲奈、翠、陽葵)は奏太さんが提案した方法を実行することに。
「よーし!みんなを守れる結界はろーー!」
陽葵さんが炎の剣を取り出して私たちを応援!
その力を借りて玲奈さんが町全体に大きな結界をはった。
「うわぁー…すごい、綺麗!」
その結界に私は触れに行く。
(この結界がこの町のみんなをずっと守っててくれますように…)
そう願うと結界はさらに力を帯び強く頑丈になった。
「これで大抵の事は大丈夫そうね。」
美奈ちゃんが隣にやってきてニコッと笑ってくれる。
「うん。陽葵さんがずっと守ってた町だもん、ずっと平和でいて欲しいな…」
その時
「おーい!奏太が次の行先決めたらしいぞ!」
光瑠さんがやってきた。
「なんか一瞬だけINTJの気配を感じたんだとよ。」
「なんですって!?」
「INTJ!?」
なにそれ気になりすぎる!
てことで私たちはキャンピングカーに戻り、その気配がしたところまで向かうことに。
「へぇー!そうやって仲間集めしてたんだ…すごいね!」
陽葵さんはもうすっかり馴染んで数人と話している。やはりコミュ強はすごい…
正直わたし初期メンじゃなかったら1ヶ月は上手く話せなかった自信ある…
女子部屋(ベットを薄い壁で仕切ってるだかだが)に入って窓の外みてたら、なんか遠くから眩い光?が見えた。
(えっ、なにあれ)
しかもどんどんこっちに近づいてきて…る?
いや来てる!
「美奈ちゃんー!なんか変な光が…」
と私が美奈ちゃんを呼ぼうとしてた瞬間
バーーンッ!という破壊音とともに女の子がキャンピングカーにつっこんできた。
「うわーっ!すご!なにここ!」
「すご!じゃないわよ!何勝手に侵入して破壊してんの!てか誰!?」
私の声と破壊音に気づいたのか美奈ちゃんが駆けつけてきてくれた。
「えーっ!だって戒くんがあっちに向かって走れって言うから!」
「戒?誰それ?」
美奈ちゃんと私が首を傾げていると玲奈さんが駆けつけてきた。
「大変です!運転席に向かったら雷斗さんと光瑠さんが倒れてて…!今三彩さんと奏太さんが手当てして、陽葵さんは外の様子見に行ってくれてますが!」
「えっ…!?」
あの2人が…嘘でしょ!?
「えっえっ、美奈ちゃんどうしよう!…美奈ちゃん?」
返事がないので後ろを振り向くと…
「全く…想定より派手に破壊したな…だがここまでは予定通りだ。」
美奈ちゃんの首筋にナイフを突き立ててる男の人が…
「えっ…」
体中の血の気が引ける。
「翠…逃げてっ!」




