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6・無職議員・無所属ヤクザの融合・・

「何か新しい酒入れていいぞ」

「ありがとうございます♪」


ここ赤坂リュクスに通うのは落選議員の竹千代。

圧倒的地盤、家柄を持ちながらも今は無職・・


大臣「おおっ竹千代くんっ来てたか」


ちっ!・・・来てたかだぁ?上からなんだよ!言い方が!


竹千代「では大臣ご一緒いたしませんか?」

キャバ穣「きゃあl大泉大臣きたぁ」


ちっ!相変わらず人気だけあるんだよな。クソポンコツの癖しやがってよ!

親が身内がどちらも総理だが格が違うだろうが!

そっちは昭和のポッと出で、こっちは明治維新から続く長州の名家だぞ!

ただハンサムなだけで知性も格もない男がよぉ!


大泉「竹千代君も次は・・」

竹千代「ええ・・私の力不足で今回は・・」


今は無職だ・・前回の選挙で強引に苦しい選挙区に押し込まれて落選・・

それもこいつが絵をかいてたんじゃないかと勘繰ってしまう。

俺の絶対的保守地盤区にはこの大臣の派閥議員が入り大勝。


大泉「竹千代君ならと思ったんだがね・・」


ちっ・・・

そりゃ俺だってオジの死にお涙頂戴で、どこの区でも楽勝と思ってたわ。


キャバ穣「大泉先生のお話聞かせてください♪」

双葉「構文言ってぇ♪晴れてるから今日は天気いいですね!みたいな!」


ちっ!俺の席だろうが!キャバ穣まで持ってくんじゃねーぞ!


しばらく飲んでいると・・


「ご連絡入れさせていた頂いた戸郷です」

「はいっお待ちになられてます。こちらです」


店の入り口に明らかにソレとわかる客が荷物持って店内に・・


竹千代「えっ!?」


あれ?三州連合若頭で長州一家の戸郷さんじゃ・・


俺たちの近くを通り過ぎるタイミングで・・


竹千代「戸郷さんっお久しぶりです」

戸郷「あ!竹千代先生っ!」


ふふ・・そうそう・・気持ちいいなぁ。

今話題の次の裏社会のトップになるんじゃないかって組織のナンバー2が、

この年下の俺に平身低頭して・・


戸郷「先生それでは」

竹千代「うん。また頼むよ」


これで形勢逆転


キャバ嬢「三州のナンバー2とお知り合いなんですか!?すごーーい!」

双葉「意外ぃ。やっぱ竹千代も力あるんだぁ。やるやんっ私ヤクザ好きぃ」

竹千代「まぁ・・ねぇ・・政治家なら・・ねぇ大泉大臣」


そりゃ超絶保守基盤は、この裏社会の力がなければありえないだろう。


大泉「まぁ・・ね・・」


ちっ・・まぁ当然か・・竹千代に長州が付いてるのは・・

問題は今その長州が三州に居るということ・・

当然俺にも裏社会のバックアップはあるが、それは東京の組織だ。

意外とこのヤクザ社会がひっくり返ったら政治のパワーバランスも崩れるかもな。


秘書「・・先生そろそろ・・」

大泉「うむ・・では私はそろそろ」

キャバ穣「あら先生大丈夫ですよ」


秘書が多分ヤクザ屋さんが来られたから気を使ってとは思いますが、

このリュクスでは誰も写真撮ってスキャンダルにしようなんて人は居ませんよ。

それに赤坂ですし。


『赤坂』は言わば政治家の免罪符だ。

赤坂にヤクザは居ないのだから、赤坂でトラブっても、

「赤坂でしたので・・」といえば免罪符だ。知らぬ政治家。悪いのは向こう。


だが大泉は竹千代にも軽く挨拶し店を後に。


ヤバいヤバい・・

赤坂だけどスキャンダルにしそうな奴がそこに居るじゃないか。

次の公認は外すのがいいだろうな・・


帰りの車で・・


大泉「傾きだしたら1億包んで行けよ」

秘書「はいっかしこまりました。用意しときます」


勝ちに優位になった方に・・たとえそれが三州会でも・・


そしてリュクスでは


「ゴトっ」


大村「うん。わざわざすいません」


この大村のテーブルに動きが・・


竹千代「おっ!?」


ブロック・・・3つ置きやがった戸郷さんが・・


長州の戸郷が大村に3千万を。それを見ている竹千代が黒服を呼び・・


竹千代「・・あそこの双葉の席の客って・・」


最近ちょこちょこ見かけはしていたが、

何やら胡散臭そうな輩だなと思って距離を取ってた客だ。


黒服「・・申し上げてよろしいのか・・」

竹千代「なんだ?」


はぁ!?早く言えよそれ!


そして用事を済ませたヤクザ戸郷は気を使って早々と退店。

遠くから一度竹千代にも深く頭を下げ店を後に。


竹千代「大村さんっすみません、もしよろしかったら・・」


ご一緒いたしませんか?戸郷さんともお互い知り合いですし・・


大村「ああ~、竹千代先生ですね初めまして」

竹千代「いやっ、さっき黒服に聞いたら、あの・・」


小倉京堂会の大村総裁の息子さんって言うじゃないですか。


こりゃ、とんでもない大駒だ・・

小倉京堂会って言ったら下手なヤクザなら泣いて黙るぞ。

しかもその総裁の実子・・


大村「バカ息子ですが・・」

竹千代「あはは恥ずかしながらこちらもです。」


破門ヤクザに落選議員・・


双葉「似たもの同士ぃ♪かんぱーいっ」


あははは。そうだな。何か同じ物を背負ってるというか・・

馬が合う。

ぐちゃぐちゃにしたい・・ぐちゃぐちゃにしたい・・

何もかも・・


竹千代「・・・大泉嵌めませんか?」

大村「ぶはははは!おもしろい」

双葉「私聞いてなーい」


もう俺の道はそっちだろうが!

フィクサー、政商・・

どうせ次は俺の公認も奪ってくるんだろうが!


狂い咲いてやるわ。

政治家だってなぁヤクザに生きてぇんだよ・・

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