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5・逆上陸・・・

喧嘩・不良御法度の赤坂で若者同士の乱闘が発生。

たまたまその場に居合わせた六本木の黒服により強引に事態は収拾。


黒服「乗せろ!乗せろ!」

若者「うごぉおお!むぐぅ!」


まるで拉致・・だが・・


黒服「すいませんっ身内です!」

新人黒服「六本木の子です!連れて帰ります!」


たまたま遊びに来ていた六本木の不良が・・まぁたまたまもダメだが・・

これまたたまたま赤坂に遊びに来ていた若者と酒の入った軽いイザコザ・・


黒服「・・で、うまくまとまるかな?」

新人黒服「八木原さんがロシア(ロシア大使館)に呼ばれてるそうです・・」


困った・・・本当こいつは今一番、六本木の爆弾だ・・

六本木のうちの店に連れて帰り・・


ウラジ「なんで止めんすか!」


勝手なルールばっかり上の都合で作りやがって!

先にルール破ってるのは赤坂じゃねぇか!

不良御法度の赤坂でたむろしやがって!


ウラジ「六本木が舐められる訳にはいかんのですよ!」


それに赤坂も六本木みたいなもんじゃないですかって・・


黒服「まぁちょっと冷静に・・」


本当に困った奴だウラジは・・

東京にはヤバい不良外国人は多くいるが、こいつは違う意味でヤバい・・


黒服「更生しなよ・・」

ウラジ「はぁ?先輩も過去あれだけ暴れといて何言ってんすか?」


今、一番六本木で勢いのある若手、現役。

次の六本木の頭だと言われてるのがこのウラジだ。

ここ最近エースオブドラゴンというチームで頭角を現してきたが、

問題はウラジがロシア人で父親がロシア大使館の関係者だという事だ。

しかも重役・・・


ラナ「はいっラナ来たよ。」

黒服「ラナさん頼みます」


ふぅ・・ラナなら多少温度を下げられるだろう・・


ラナ「よくやったエースオブドラゴン」

ウラジ「だろ」


ばっ!


黒服「ラナさんっ!」


いや、最悪の組み合わせか・・困った・・

だが旦那衆が赤坂に集まり始めてるのが何か分かったような気がする。

赤坂が動き出している・・


黒服新人「不良が集まるってのがやっぱ何かあるって事ですよね?」

黒服「ああ・・」


理由があるからソコに集まる・・

不良も敏感なのだ・・そのには特別な女か金の匂い・・


『ブブッ‥』


八木原さんはまだロシアなのだろう。急ぎでとりあえずって感じのメッセージが届く


黒服「八木原さんが・・」


『早すぎる。いったん落ち着け。守備。』


との事。

確かに何か展開が早いような・・こういう時って・・

あっ!始まったか始まってないかも分からないまま終わらせる・・か!

前回の『新宿六本木抗争』でもそうだった。


黒服「なるほどね・・」

ウラジ「何が?」


ルールを破らせる・・・それを六本木側に・・そうすれば大義名分が出来る・・


ラナ「あぁ・・・」

ウラジ「ちっ!外(六本木の街)戻るわ」


そう・・突っ込んでくるぞ・・今度は赤坂が・・


その赤坂では・・


「ウチがヤラれたのが2名・・」

「んで『紫』が1名」


この赤坂の不良は2つのチームが合流して出来た連合だ。

頭数の少ない不良がこの東京で生き残るため・・

いや、この赤坂でうまく自然発生した・・


「・・バット貸せぇ」

「ちょっ!ちょっと待ってくれ双葉!」


双葉・・・


「スパン!!」

「がはぁ!」


メンバーの顔面フルスイング・・


根性ねぇ奴はヤキだこらぁ!残りのメンバーで出るぞ!

さぁ・・始まりだ・・・・。・・・うん。いい感じだ。


双葉「六本木突っ込むぞ!」


決まった・・ふふ・・


そう・・この双葉が赤坂の主役だ・・


双葉「喧嘩上等ジェイフォージェイ参上だ!こぅらぁ!」


狙う命は・・エース、ウラジ・・そして・・


ラナ・・・


だが・・


双葉「なにこれ・・」


六本木はもぬけの殻・・深夜2時というのもあるが若者が誰一人歩いてない。


双葉「・・戻るか・・」


一旦冷やされてしまう。

これは六本木の大人達のうまい戦略だ。すべてを引っ込めた。

不良、キャバ穣、若者を。

まだ・・まだだ・・

相手の存在も、考えも分かっていない。

まずはこの第一波で飲み込まれるのは防ぐ。


そして何か絡まっていた糸がピンっと伸びるルートが見えた・・


八木原「まだどっちか分かんねぇけどよ・・」

黒服「はいっ」


八木原が店に戻ってきて、黒服、そしてマネージャーと緊急会議。


赤坂が動き出した・・まだ確信ではない。

そしてアレとアレを別と考えるか、一緒と考えるか・・


マネージャー「ちょうどさ・・」


小倉にある有名キャバクラの経営者と仲良くてさ・・


マネージャー「1か月トレードしませんかって話来てるのよ」

黒服「へぇ!それいいですね」


別のお店の穣がゲストで他店に出勤なんて戦略はよくあることだ。

これは双方が得する戦略だ。


八木原「それにウラジもぴったり当てはめれる・・」


ロシア大使館での話し合い・・

これはロシア側が八木原に頼んだ事だ。

息子をご面倒見て頂いて本当に助かってる。だがしかし今は本当に時期が悪い。

国は戦争中。大使館へは毎日のように街宣車・・

ウラジが問題を起こせば叩けるネタによだれ流して喜ぶ輩たち

一旦ウラジを東京から離してみるか・・


そして俺もバカじゃねぇ・・

始まったか始まってないかも分からない時にすでに動くべき・・


八木原「ウラジとラナを小倉に行かすぞ!」

黒服「はいっすぐに」


修羅の国、小倉・・

東京の風で一気に席巻してやれや。

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