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信也が席について止まっていた自己紹介が再開され、
信也の番になった
「松風 信也です。
守護神は居ません、魔法も使えませんが剣術には自信があります。
今は桐島家に居候しています。
宜しくお願いします。」
信也の挨拶が終わり、守護神がいないことに教室がざわめきがだした。
そのざわめきの中1人の少年が声を出した。
「関西の有力者である松風家の元長男ではないか、守護神が居ない落ちこぼれで行方不明と聞いていたが、悪運が強く今も生きているとはな、この有力者の恥さらしが。
何故、学園はこのような奴を合格させてるのだ。しかも同じクラスとは父に言ってクラスを代えさせよう」
神藤が汚物を見るかのような目で信也を見ながら話した。
「そんなこと言っても、合格はしたのは仕方ないだろ、お前が話しかけなかったらいいだけだ。そうだろ、し・ん・ど・う・さ・ま」
嫌味を言われ、さっきまで怒られていた信也はイライラしていて言いかえしてしまった。
「なんだとこの野郎、水よ、「止めろ、神藤 教室で魔法を使うな」
魔法を使おうとした神藤を、担任である吉田が慌てて止めた。
「校内の決まったところ以外で魔法を使うのは禁止だ。
先に挑発した奴も悪いが、挑発に乗る奴も悪い。
初犯だから許してやるが、次は容赦しないからなお前ら二人」
「今日はもう終わりだ、さっさと帰れ
明日は朝から魔法の説明と校内見学を行いから遅刻するなよ」
と言って先生は教室から出ていった。
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