第60話 悪女ハーレムと個別デートの時間 前編
「施設もいっぱい増えたなあ、ていうかこれ土地的にどうなってるの」
山の中を徹底的に掘り進めてあるのか、
でも外への窓が無いからなあ、ロビーやエントランスくらいしか……
ここじゃやはり亜空間みたいなものなのだろう、ていうかここってそもそもゲームの中?
(容量オーバーで世界が崩壊とか勘弁して欲しいぜ)
だったら思い残しの無いように、
ということで第5第6の悪女回収の前に、
今現在、僕の傍に居てくれている第1~第4の悪女と個別屋内デートだ。
「ふふ、テイクちゃん、今日はどこへ連れて行ってくれるのかしら?」
「うんスティラママ、本日のデートはこちら、大人の女性のための遊びスポット、プールバー!」
「室内プールは行ったけれど、ここは」「ビリヤードとお酒のお店なのです!」「ビリヤード???」
とりあえずお酒を注文するスティラさん、
じゃあ俺はウィスキーって15歳にはキツいな、
ジンジャーエールでいいやもちろんアルコールは無しで。
「この魔法の杖はシンプルね」「キューです!」
「えっ? あっ、この数字が書いてあるボールのことかしら」
「うんにゃ、それをキュースティックっていうその棒で突くのです!!」
ということでルールを教える、
いきなり『ナインボール』とか教えて良いよね?
なぜなら俺がやりたいから、ということで説明完了っと。
「大体わかったわ、あとはやりながら」
「じゃあ先行後攻を決めましょ」「コイントスとか?」
「並べてボールを突いて、跳ねかえらせて手前に近い方が先行!」
ということでスティラさんのがより手前で止まった。
(15歳の身体だと、まだ感覚が……という苦しい言い訳)
とはいえスティラさんも、まだまだ。
「じゃあ最初は1番を狙って……えいっ」
という感じでボールがポケットに入るたびに、
喜びながらお酒を口にするスティラさん、悪女だった頃の残りががしてどきっとする、
いや雰囲気ね、僕もボールをポケットに入れるとジンジャーエールを口にする、カルピスでも良かったかな。
(そうこうして白熱戦の末、ラストの9番ボールを残すのみとなったスティラさんの番です!)
狙い定めているが、
角度がちょっと難しいかな。
「ねえテイクちゃん、スティックを変えてもいい?」
「うん良いよ、そっこらどっこらに、壁にもかかってるから!」
「ううん、これを使うの」「えっ、それ魔法の杖じゃ」「えいっ!!」
ズッキューーーーン!!!
「……入ったわ、これで勝ちね!」
「いや、ボールの軌道が焦げて煙が出てるんですが」
「お客様、困ります」「あーごめんなさいオーなんとかド博士っぽい店長さん!!」
魔力を使うのは反則って教えておくべきでした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★次のデート☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「今日はマリーヌちゃんが喜びそうなデートです!」
「えっ、どこへ連れて行ってくれるの、いちゃつける所?」
「どうでしょうねえ、ということでここは、ボウリング場!」
きちんとシューズもボールも借りて、
そして相変わらずジュースやアイスの自販機の、
値段が高いことよ! いや基地全体のロビーで買って持ち込めば良かったかな。
(事前に動きやすい服装でと言ってあります)
これはルールを教えるのは簡単でした、
ただ、マリーヌちゃん独自のルールがですねえ……
「じゃあストライクかスペアが取れたら抱きつくね」
「あっはい」「テイクくんも」「マリーヌちゃんに?」
「……嫌?」「ううん、じゃあストライクのときは、ぎゅーーっと抱きつく!」
もはや勝敗関係なしの、
抱きつ抱かれつ大会になっていました、
そして無事、僕の勝利で終わったのだが……
「テイクくん、次はペア戦で」
「うん、2対2だね、組み合わせは」
「当然、私とテイクくんで!」「じゃあ相手はスノ姫とクリネくんだねっ!」
なんだか、いちゃつきあい合戦になりそうな予感。
(後日、実際にやって最後、逆転で勝ったら抱きつきKISSされました)
さて、次のデートは砂漠組だ、もちろん個別にね。




