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配信者の俺がゲーム内に転生したので悪女ハーレムを作ろうと思ったら甘々おねぇちゃんハーレムが出来ちゃった!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家


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第49話 誘き出されて来たこのエリアの黒幕

「おいお前達、何をやっているのだ!」

「はーい、次の流しそうめん行きまーす」

「だからお前ら! 我が名はシトリ、魔界からお前たちに、話を聞けー!」


 闇の森その祭壇、

 地下の広いそこで行われていたのは、

 納涼大流しそうめん大会である、森の魔法使いも砂漠の民も、そりゃあもう大喜びさ!


「おおっと色付きそうめんも行きますよー」

「祭壇で流しているお前! お前はいったい誰だ!」

「おいらテイク、悪女に身も心もボロボロになるくらいぐっっちょんぐっちょんにされたい、ただの15歳さ!」


 祭壇上空に浮かび上がっている獅子の悪魔、

 さすがにリアルで迫力があるのでもう何とか仮面とか言わない、

 いやこうして見てもやっぱり似ているけど! みんなも事前通告あったから余裕だ。


(いやね、わざわざ『祭壇に集結せよ』って念波が来たそうなんです、ズドルさんに)


 そいで約束の時間にみんなで流しそうめん大会、

 本来のゲームでは真面目に重々しく魔法使いが整列し、

 ありがたーいお言葉を待って丸々洗脳されるんですよストーリーとしては!


「お前の方こそ誰だ、友好的なら流しそうめんに参加させてやろうと待っておったのに」

「最高司祭、わざわざメッセージを送ってやったというのに何だこの様は、我は未知の魔法を操る……」

「例えばこれか? 『ダークスパイラエル!』 一応は高級闇魔法だが」「な、なぜそれを、最終的に授けるつもりだったが」


 うん、修行場でポイントと交換したからね、

 ゲーム本来でズドルさんが敵として使う魔法、

 これを憶えるために悪魔に魂を売る、その前に俺にデティちゃんを売っちゃった!


(良い買い物でした)


 ただ悪女を買ったつもりが、

 最近はマリーヌちゃんの影響か、

 俺をいや、おいらテイクを弟みたいにして甘やかしてくるんだよなあ。


「我らを傀儡にして魔界からの侵攻のとっかかりにしようと考えていたようであるが、

 この森の誇り高き魔法使いはそんなものに加担はしない、なぜならすでに幸せだからだ」

「ぐぬぬ、こうなれば砂漠の国の王を、こちらに引き込んでその力でお前らを」「ダルアン殿も幸せそうであるが」


 ズドルさんが向いた方を見ると、

 長しそうめんを箸で掬ってテラー女史に食べさせているダルアン将軍が!

 あっ、色付きを必死になって取って、つゆにつけて……うん、完全に尻敷かれ将軍だ。


「おい、そこの砂漠の王! いう事を聞かぬとオアシスを滅ぼすぞ!!」

「我が国にはすでに15年分のミネラルウォーターがある、お前ごとき悪魔の言う事なぞ聞かぬわ」

「アナタ、そろそろアイスが食べたいわ、弾けるミントのをちょうだい」「うむわかった、今すぐ冷蔵庫から取ってこよう」


 聖女様の命令には即答である、

 スポットクーラーの隣の冷蔵庫、

 コンセントなくてもバッテリーで動くタイプだ。


「ええい誰か、未知の魔法を、闇魔法を、我らの魔物魔法を使いたいという者はおらぬのかあああああ!!!!!」

「んー、たとえばどんなー? おいらんとこはもうほとんど憶えちゃってるよー、てゆーかそこから魔法出せるー?」

「むむむ、これが単なる幻影とでも?!」「何がむむむだ」「えーいテイクとやら、我がシトリの即死魔法、とくと味あわせてみせよう!」


 きたきたきた、

 ゲームの世界でも観た幻影から放たれるデス魔法、

 無詠唱で来たな、しかしそれがオシシ仮面の運の尽きなのですよ!


「捕まえましたわ!」

「な、なにっ、お前は誰だ?!」

「テイクちゃんの正妻スティラよ」


 つまりどういうことかというと、

 姿だけ映像で出て来るのに魔法使って殺せるのはおかしいんですよ、

 でネットで調べたら、どうも初代版は画面に映らないマップ最果てに存在していると。


(座標でいうと65536×65536の場所ね!)


 そこから使用距離無限大の魔法でNPCを仕留めると、

 でもそのNPCが魔法防御力100%にまでカンストしてたら?

 更に魔法を使った敵の隣にワープする杖を悪女もといプレイヤーキャラが持っていたら??


(ということで、魔法を使った次のターンでスティラママがムムムーンと瞬間移動なのです!)


 これを計算して、

 まんまと黒幕を誘き出したのですよ!!

 再ワープして祭壇の前に来たスティラお姉様。


「スパイダーネットの魔法で動けなくしてあるわ、テイクちゃんどうする?」

「流しそうめんパーティーの最後に、吊るして燃やしましょう、バーニングで」

「は、話せ、我が名はシトリ、魔王様が黙っているとでも」「口も縛って」「わかったわテイクちゃん」「あ、ちょっと待って」


 確認しないと。


「テイクとやら、力が欲しくないか、誰もがひれ伏すような」

「そんなのあったらスティラさんに、怖い顔でエグいテクニックをして貰えなくなっちゃう」「まあ」

「んなぁことよりも、魔王ってだあれ?」「ぐうう、聞いて驚くな、大魔王モデウス様であらせられるぞ!」


 外伝の魔王きたああああ!!!

 そうか、本来のさっさと倒されたラスボスの代わりに、

 遅れて手を打ってきたのか、ということは当然、あの裏悪女も……!!


「わかった、近々そいつも、おいらたちがシメに行く!」

「たかが人間ごときが」「スティラさん、もういいよ」「えいっ!」

「んぐんぐ、むぐぐぐぐぐ」「さあ、みんなで『シンボリックウォー音頭』おっどりっましょーーー!!」


 こうして最後は祭壇に捧げる、

 魔物のバーニングキャンプファイアーで納涼祭りは幕を閉じたのであった、

 これでもう何も問題は無い、あとは色々と後始末をしてから帰ろうっと!!

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