キスの有難みが分からなくなった中身は大人、見た目は中学生。
スライムが5.6体から、10体に増えた時に
スピカはようやく、呪文を入力する決心がついた。
「最後の投げキッスだけは、わけが分かんないけど、、、 A!A!右!右!左!右!」
スピカは、右手で、投げキッスをすると、手からは、青色の煙が出てきて、その煙の中には、キラキラした輝くラメも混ざっていた
その青い煙は、スライムを固めると、スライム10体は塊4角のオブジェとなった。
「………なんか手から煙出ましてよ??これは何ですか?」
『お前の魔法だ、この世界はな、魔法が使える人間がたまに産まれてくる、その能力は個性で違う。』
「え、、、、 私魔法使い?いや、チート使い?いやどっち?」
『チート使いだな、コマンド入力でしか魔法を発射できないからな、普通はこんな風に魔法を出せる』
ライファは、人差し指をスライムの方に向けると、炎を出し、個体で集まったオブジェを溶かした
「………なんで、私こんなコマンド入力で魔法出さないと行けないわけ?」
『そんなの、運命の女神様に聞け、俺は何も知らねぇ』
「その女神様には死んで会えませんでしたよ?」
『いや、多分会ってるはずだ』
「……会わなかった!」
『忘れてるだけだろ、とにかく』
ライファは、木下に飛び降りると、スピカを抱き上げ、キスをした。
『魔力を使ったから、魔力補充させろ』
真剣な目をして、スピカを見てくるライファに
中身が35歳の私は、少しだけドキドキしていた。
この魔王は、魔力を高めようとして、勝手にキスをしてくるのをやめない。
いつか絶対殺!!
◇
時は経ち、色んなコマンド入力をして、敵を倒してきた、私は3歳の姿から成長して、中学生の姿まで大きくなっていた、その間キスをされた回数は、、、、
数えていないけど、とんでもない数をされた。
キスって普通は特別なもの…なのに
私は、その感覚すら鈍くなり
ついには、恋と言う名のものを
忘れてしまっていた、ときめく事も何もなく、35歳プラス15歳だから、中身は、40か、
そうか、私はもうそんなに歳をとってしまったのか。
鏡を見て、中学生の姿をしている私、と脳内は40歳。
脳がバグりそうになる。
ライファの魔力はどんどん高まっていって
今は少し名の知れた悪党にまで進化を遂げた
私が寝ている間夜な夜な街を攻撃しに行くライファ。
寝てる間に【ドカン!ドカン!】
と、爆発音がうるさい、冒険者達、街の皆様ごめんなさい、魔王が迷惑かけてます。
いつか必ず倒すので、それまでお待ちいただけますか?
私も強くなります。
◇
冒険者ギルド登録ができる年齢まであと1年
スピカはわくわくが止まらなかった。




