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行き止まりの神 —全能のパラドックス:封印された僕が世界を終焉させるまで—  作者: Daikon


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18/21

ページの両側


太陽はもう低くなっていた。


アスファルトの上に伸びる影は、何とかして触れたいものに手を伸ばす指のように見えた。街は夕方のいつもの営業をしていた——家へ向かう人々、閉まり始める店、ちらつきながら点灯し始める街灯。普通。日常。質問をしない種類の夕方だった。


マヤは静かだった。


話すことが何もない人間の静けさではなかった。言いたいことがありすぎて、どこから始めればいいか分からない人間の静けさだった。


彼女は討論に勝った。コズミックウォリアー99は敗北を認めた。チャットは祝福の声で溢れた。しかし彼女は祝っていなかった。彼女はパーカーのポケットに手を入れて歩き、目は地面に向け、スマホはカバンの中で暗いままだった。


シュウは彼女の隣を歩いた。


近すぎず。遠すぎず。ただ——そこに。


無はもう見ていなかった。あるいはまだ見ていたかもしれない。シュウにはもう分からなくなっていた。「見られている」と「一人でいる」の境界線が曖昧になり始めていた。もしかしたら最初から曖昧だったのかもしれない。彼がただ気づいていなかっただけなのかもしれない。


彼らはコンビニを通り過ぎた。蛍光灯の光が歩道に零れ落ちていた。一匹の猫が郵便ポストの上に座って、知りすぎた目で彼らを見ていた。


マヤが石を蹴った。


石は歩道をカチカチと跳ねて、側溝の中へ消えた。


「ねえ、シュウ」


「うん」


「一つ聞いていい?」


「いいよ」


彼女はすぐには聞かなかった。数歩歩いた。別の石を蹴った。それが消えるのを見ていた。


「ここ何日間も、私がパワースケーリングの話をするのを聞いてきたよね。討論。階層。実績。スクリーンショット。全部」彼女は彼を見た。「あなたは実際どう思ってるの?」


「何について?」


「だって——」彼女は空に向かって、空に向かって、彼女のスマホの中に住む議論と階層の見えない建築物全体に向かって、曖昧に手を振った。「——全部について。馬鹿げてると思う? 時間の無駄? 実在しないものについて議論すること?」


シュウは考えた。


答えを持っていなかったからではない。彼女に正しい答えを伝えたかったからだ。


彼は立ち止まった。


マヤも止まった。


通りは空っぽだった。コンビニの灯りが唸っていた。郵便ポストの上の猫が瞬きをした。


「違う」とシュウは言った。「馬鹿げてるとは思わない」


「本当に?」


「本当に。でも——」彼は彼女を見た。「——君は間違った質問をしていると思う」


マヤは眉をひそめた。「正しい質問って何?」


シュウは街灯に寄りかかった。金属はジャケット越しに冷たかった。頭上で灯りが一度、二度ちらついて、それから落ち着いた。


「君はたくさんの時間をかけてキャラクターのスケーリングをしている」と彼は言った。「誰が誰に勝つかを考えて。どの階層に属するかを考えて。その実績が有効なのか、それともただの物語上の演出なのかを考えて。嫌いなキャラクターもいれば、好きなキャラクターもいる。彼らが本物であるかのように議論している」


「彼らは本物だよ。物語の中では」


「物語の中では、そうだね」シュウはうなずいた。「でも私が知りたいのはこれだ。君は彼らが実際には何だと思う?」


マヤは首を傾げた。「どういう意味?」


「つまり——キャラクターは紙の上の言葉だ。画面の上のピクセル。誰かの頭の中のアイデア。それだけだ。彼らには体がない。脳がない。自由意志がない。彼らが今までしてきた全てのこと——勝ち取った戦いの全て、作った友達の全て、流した涙の全て——誰かがそれを書いた。誰かが机に座って『彼は泣いた』とタイプした。そして彼は泣いた」


マヤは口を開けた。閉じた。


「そして作者は——」シュウは続けた。「——作者がパワースケーリングを気にしていると思うか? 彼らが机に座って、自分のキャラクターが惑星レベルかユニバーサルレベルかアウターバーサルかを考えながら物語を書いていると思うか?」


「えっと——そういう作者もいるよ」


「一部はね。ほとんどは違う」シュウは街灯から離れた。再び歩き始めた。ゆっくりと。考え込むように。「ほとんどの作者は物語を伝えようとしている。何かを感じさせようとしている。何かを探求しようとしている。存在しない人間を大切に思わせようとしている」


マヤは彼の隣を歩いた。


「パワースケーリング——階層、実績、議論——それらは全部その後だ。観客が駒で遊んでいるだけ。それで悪いわけじゃない。楽しい。創造的だ。好きなものと関わる方法の一つだ」


彼は彼女を見た。


「でも時々——私は思うんだ——パワースケーラーは自分たちが実際に何を見ているのかを忘れてしまうって」


マヤの声は静かだった。「私たちは何を見ているの?」


シュウは再び止まった。


通りはもっと暗くなっていた。街灯が太陽との戦いに勝っていた。空は深い青、ほとんど紫で、最初の星が覗き始めていた。


「君が見ているのは、誰かが真実を伝えようとする試みだ」と彼は言った。「苦闘について。忍耐について。全てが止まれと言っているときに続けることが何を意味するかについて」


彼は左手を上げた。


手の平がマヤの方へ向いた。


文字はまだそこにあった。


在る


かすかに。薄れつつある。しかしそこに。


「レオが十八層に到達したのは、強かったからじゃない」とシュウは言った。「理由があったからだ。誰かが彼の手の平に『在る』と書き、それを本当に意味したからだ。それは実績じゃない。階層じゃない。チャートに載せられるものじゃない」


マヤは彼の手の平を見つめた。


文字を見つめた。


物語の終わりを生き延びた、かすかに薄れゆくインクを見つめた。


「それ、どこで手に入れたの?」彼女はささやいた。


シュウは手を下ろした。


「それは重要じゃない」


「それ、どう見ても——」


「重要じゃないんだ、マヤ」


彼女は黙った。


郵便ポストの上の猫が飛び降りた。歩き去った。影の中へ消えた。


シュウは再び歩き始めた。


「大競技祭の作者——本当の作者、エリとレオと白い砂漠を書いたあの人は——彼らがレオがアウターバーサルかどうかを気にしていると思うか? 誰かがフォーラムで十八層は『物語上の演出』だと議論するかもしれないと心配して夜も眠れないと思うか?」


マヤは首を振った。


「違う」とシュウは言った。「彼らが気にしているのはレオだ。彼の苦闘が本物に感じられるかどうか。帰る場所のない男がどこかに所属できるかもしれないと、一瞬でも信じてもらえるかどうか」


彼は空を見た。


星はもっと明るくなっていた。


「彼らが気にしているのはシュウだ」と彼は続けた。「自分の手の平に『在る』と書くキャラクター。レオを連れ戻すために全てを危険にさらすキャラクター。彼らが気にしているのは、なぜ彼がそうするのかを読者が理解するかどうかだ。彼のパワーレベルが一貫しているかどうかではない」


マヤは再び彼の隣を歩いていた。彼女の手はまだポケットの中にあった。しかし彼女の肩はリラックスしていた。彼女の目は彼に向けられていた。


「あなた、これについてすごく考えてきたんだね」と彼女は言った。


「時間はあったから」


「どういう意味?」


シュウは微笑んだ。小さく。ほとんど悲しく。


「つまり、私はページの両側に立ったことがあるってことだ」


マヤは理解できなかった。彼女の顔にそれが見えた。困惑。好奇心。やがて質問になるかもしれない何かのちらつき。


しかし彼女は聞かなかった。


ただ歩いた。


彼らは角に着いた。彼女のアパートの建物は通りの向こう側だった。窓は暗かった。ドアは閉まっていた。世界はまた普通に戻っていた。


「シュウ」


「うん」


「ありがとう。聞いてくれて。手伝ってくれて。そして——」彼女は通りに向かって、空に向かって、二人の間にぶら下がっている見えない重みに向かって手を振った。「——ここにいてくれて」


「他にどこにいるっていうんだ?」


彼女は笑った。小さく。疲れて。本物の笑い声。


「さあね。別のどこか。もっといい場所」


シュウはアパートの建物を見た。暗い窓を。ポスターやフィギュアや空のエナジードリンクの缶がある彼女の小さな部屋へと続くドアを。


「ここがいい場所だ」と彼は言った。


マヤは彼を見つめた。


それから——彼女は微笑んだ。


討論の時の笑顔ではなかった。パワースケーリングの時の笑顔でもなかった。人間の笑顔だった。


「おやすみ、シュウ」


「おやすみ、マヤ」


彼女は通りを渡った。ドアの鍵を開けた。立ち止まった。


「ねえ」


「うん」


「あなた、変だよ」


「知ってる」


彼女は中に消えた。


ドアが閉まった。


通りは再び空っぽになった。


シュウは長い間そこに立っていた。


無は見ていなかった。あるいは見ていたかもしれない。彼はもう気にしなかった。


彼は左手の平を見た。


在る


まだそこにあった。まだ薄れていた。しかしまだそこにあった。


彼はレオのことを考えた。十八層のことを。自分の手の平に「在る」と書き、それを本当に意味したあの瞬間のことを。


彼はマヤのことを考えた。彼女の議論のことを。彼女の情熱のことを。彼女が愛する何かについて話すとき、彼女が輝く様子のことを。


彼は作者のことを考えた。本当の作者。エリとレオと白い砂漠を書いたあの人。


彼らはパワースケーリングを気にしているだろうか?


たぶん違う。


彼らはレオを気にしているだろうか?


はい。


彼らはシュウを気にしているだろうか?


はい。


彼らは誰かがフォーラムで階層や実績や物語上の演出について議論するかどうかを気にしているだろうか?


いいえ。


彼らが気にしているのは物語だ。


それが何かを感じさせるかどうか。


存在しない人間が大切に思えるかどうかを、一瞬でも信じさせるかどうか。


シュウは手を閉じた。


文字は彼の拳の中に消えた。


彼は歩いた。


街は静かだった。


星は明るかった。


そしてどこかで——建物の間の隙間で、物語と物語の間の空間で、無が見て待つ場所で——何かが変化した。


近くなったのではない。


遠くなったのでもない。


ただ——興味を持った。


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