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そんなんじゃねぇ。カラスって同じさ。
人間というもの。正義の看板。
舐めたクソガキだなぁ。
この野郎。どーしょうがかってだろうが。
子供は、引っ込んでろ。
坊やは、押されて転びそうになりました。此処は商店街ですが、公園の付近であります。タバコ屋もまだ開いてない、朝の時間です。
そんなんじゃよ。
タカチは、おじたゃんに、手を出しました。
綺麗な包装からとりだした、グミの、小粒を、
おじちゃん、食べなよ。
タカチは、なんと、カラスに毒餌をやってるおじさんに、グミをあげました。
…………
ビックリした様子であります。
グミは赤色黄色、紫色。陽気がいい天気に、色鮮やかに映えております。
なんでぇ。
おじさんは、わらって、口の中に放り込みました。
ガッ。
『うめめえわなあ』坊やは笑っております。
……
―カァーカァ。カラスたちは、飛び去りました。
おじちゃんは、愉快に笑って帰りました。
坊や、おじちゃんは、忙しいんだ。お家へ、かえんな。此処らは、捨て猫やら、犬がたくさんいて、近所迷惑だから、おじさんが特別な餌をやってんだよ。
と大きく哄笑したのです。
……。
タカチは、自らの、鼻グミを、おじちゃんの飲み込む様子をながめておりました。
これでいいのだ。優しさに溢れるおじさんになるのだから。
弱いものに、憐れみの大切さ




