ターゲットとは弱いものイジメ
カラスでさえも。家族。
タカチは、いつも、鼻をすすって歩いている。
特に晴れた日は、鼻クソの出来栄えが良い。ほじりながら歩いて商店街を歩いていると、カラスに餌をやっているおじさんがいる。
――カラスに餌をやるおじさん。変わった人だとおもって、鼻を、ほじり眺めていると、カラスが苦しがって、バタバタ苦しんでいる。
タカチの耳は、特殊だ。その龍神からいただいた能力で動物の言葉が伝わる。
コレは、始めての経験だった。人間の心理や、情緒描写は、なぜか瞬間に分かるのだが、タカチは、言動が遅く、言語が伴わないので、いつも、変わった子供とみられている。
しかも、鼻を垂れたれ。鼻クソが出ているので、相手を油断させるのに、適しています。
二枚目になりたいタカチには、絶対致命的だが。
話をもどす。カラスたちは毒を盛られたらしい。
『悔しい、こんな人間に毒をもられて、死ぬわけにはいかない。腹をすかした子供が三人もいる。』
――カァーカァーと、悲鳴をあげている。
タカチは、そのおじさんに向かって、
『毒をいれたな』と睨んだ。
…………
『なんだてめ。ガキがぁ』
……
タカチは睨んでいた。
完全に、ただの坊やと思われているらしい。
カラスだって、人間と同じだ。
カラスにも子供だっている。
――
あなたは、もしこんな具合に、遭遇したら、見て見ぬふりをしますか!?
結果。因果応報の世。




