最強の敵。毒龍あらわる。その1
不動明王さま、たちけて。
いつも、小さな良いことを積み重ねる、鼻クソ坊や。タカチの日々。
――父ちゃんの洗濯。
――おうちの掃除。
――学校でも、ちいさなことですが掃除をしてました。ちいさなこと。ゴミをひろったり、学校のトイレの掃除お掃除をしたり。――タカチは勉強はてまきませんが、喜んでくれることが好きになっておりまちた。
先生にも、タカチは頭がわるいが、みんなの縁の下の力持ちだなあ。
――褒めてくれたのです。
鼻クソだしていて、いつもボーッとしている坊やにしかみえなかったのて、クラスのみんなは、少しみなおしてくれたのです。
――龍神さんも、よかったなあ。と微笑んでおりました。もちろんみんなの肉眼にはみえませんが。
タカチの鼻水か、鼻クソたれている姿は、いわば、普通以下の人間に見せるための、フィルターのようなものなのでしょう。
………。
しかし、タカチも霊眼がありましたから。
他ならぬ、存在も見えたりします。
神の反対側。正の反対。負の存在といいましょうか。簡潔にいえば、悪の存在です。
此処では、魔界の存在でした。
坊やこと、タカチは、頭が痛くなりまちた。
『こまったなあ、鼻クソをどれだけ飛ばしても、人間に取り憑いた悪魔(毒龍)を祓えるかなあ 』弱気になってしまいまちた。
タカチは、そんなこともあって、ボランティアで近所のお寺や、神社の神主さんに、お掃除させて下さいと、もう仕込んでおりまちた。
――人生変わるほどの体験ができるよ。
そう、龍神さんにおしえてもらいまちた。
タカチも龍神の転生者だけど、わからないこと、たくさんあるよ。
――不思議だよね。
すげぇなあ。倶利伽羅。




