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6話




ん?


ふと、気付くと姫がこちらをチロチロとみている。


心なしかその顔は、目を驚いたように軽く見開いているようにも見える。







なんでこっち見てるんだ?

なんか、俺の顔についてるか?









…あ。




ふっふっふ~ん



まさか、この俺がちゃんと涼しくなれるなんて思わなかったかぁ?



ちゃんと、この俺にだってできるのサ!!









「どや」










ー姫sadeー




どんだけ勇者様は魔力尽きないのよッ…



もしかして、勇者様の魔力は、まるでブラックホールのように無限にあるんじゃねえの?






と平然と普通に5センチほど浮いちゃっている勇者様を思わずそのまま見つめていると、涼しげな顔をしていた勇者様がふと、視線に気づいたのかこちらを向く。



そして、しげしげと不思議そうに、私の顔を見た後、何かに気付いたかのようにピクッとする。






…そして、ニヤ~っと、ニヤけてくる。









…そのニヤけた顔は―――













完璧なる見事なドヤ顔。












どや、という言葉を絵にかいたような顔。


どうやったらそこまで、ドヤ顔をすることができるのかが、不思議に感じるほどの見事なるドヤ顔。







イラッ




その顔をみていると、なぜかこちらを、イライラとさせてしまうようだ。


そのイライラが最高にまで、達しようとしたとき。









「どや」 







勇者様が、満面のニヤけた顔のままで、その自分の顔が表わしている、2文字の言葉をまたまたイラッとくるような口調で言う。










プツンッ









なにかが、私の中で切れた音がしたような気がしたのはたぶん幻聴ではないであろう。












「調子ノってんじゃねぇよぉおおおおお!!!

 この猫野郎がぁぁああああああああぁあッッッ!!!!!」









その瞬間、勇者様のニヤけた顔が凍りついたのは言うまでもない。







なんか、姫さんのキャラがかわっていっている気がします…。


誤字・脱字等がありましたらお知らせください。


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