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5話

暑い…

暑いわ…

俺の大切なる肉球が燃えそうだ…





今、俺たち(といっても2人だけだけどね)は、灼熱地帯を横断中。


なぜ灼熱地帯にいるかって?


それはここらに、炎の神様がいるからだ!





「てか、灼熱地帯に炎の神ってベタだよね?」




「いやいや、そんなこたぁどうだっていいのよ。


 …そんなことより、俺の肉球火傷しそうなんだけどッ?!

 てか火傷通り越して燃えそうなんだけどぉぉぉぉおおおお!!!!!」



そう、俺の肉球は最初に言った通り、冗談ではなく燃えそうだ。

もぅ、やばい。

これはもぅ我慢できん。






その時、姫が俺にハッとするようなことを言った。






「え?それなら、なにか自分に魔法をかければいいのではないですか?

 私なんて最初からやってますよ?」







そうだったああああぁぁぁぁ





茫然と姫を見ていると、そんな俺を見て姫は何かに気づいたように目を細めると、ニヤリ、口をゆがめる。





「あっれぇ?もしかしてぇ勇者様ったら、気づかなかったのですかぁ?

 そ・ん・な・こ・と・も、気づかなかったのですかぁ?

 でも、あの勇者様が気づかないってことはぁ、ないですよねぇ???」






くうぅ

なんか見ててイライラする!!!

しかも、そんなこと、という部分を強調しているからさらにムカつく…!!






まぁ、いいや。

とりあえず、魔法をかけてみよう、うん。

どういうイメージなんだろうな…



とりあえず、自分の部分がスゥっと涼しくなるようなイメージだろ?



涼しくなる、か?





…風、か?






自分の周りに穏やかな、涼しそうな風をふくイメージをする。




とりあえず、それのおかげでほてっていた体が落ち着く。






だが、足はまだ暑い、先ほどよりはましになったような感じはするがまだ、十二分に暑い。







うぅむ。

足が涼しくなるかぁ…






必死に頭を捻らした末に思いつく。






もう体を浮かして、地に足がつかないようにすればいいや




早速、体を浮かしてみる。



お、足もちゃんと涼しくなった。







ー姫sideー



茫然としている勇者様が面白かったからからかってやったら、ムキになって魔法をかけていた。


しばらく見学していると、ふわりと心地の良い風が勇者様の周りをふいてきた。



なるほど、まわりに風をふかせたか…


だが、あれでは足は変わらないはずだ。

勇者様もそのことに気付いたのか不機嫌そうに顔をしかめて何か考えるそぶりを見せる。




しばらくすると、勇者様が何かを思いついたように顔を少し明るくする。







すると、勇者様の体が宙に浮く。









うっそ、まじで?



体を浮かす事はいくら私であったとしても、不可能に近い。


なぜなら、それは必要以上に魔力を喰ってしまうからである。




しかし、勇者様は平然とした感じであり、むしろやっと足が涼しくなったためかスッキリとしたような顔になっているようにさえみえる。













「化けモンかよ…」


アドバイスや感想や評価できればお願いします!


あと、誤字、脱字等がありましたら、お知らせください。

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