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悪役令嬢の中身の侍はシナリオを斬る  作者: あらたまのみこと


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プロローグ

この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

早朝、日が昇る前のうっすらとしたなかで、少女が剣を振る。

細身だが鋼鉄の剣の重さを感じさせない鋭い振りだ。


姿勢を整え、ゆっくりと中段に構え、踏み込み剣を振るう。

それは本来、少女の国では見られない剣の型で、空気を切り裂く鋭さがあった。


汗が滴り落ちるも、少女は何度も同じように剣を振るう。

まだ寒さの残る時期だが、少女の身体からは、うっすらと湯気が出ている。


すると動きを止め、ふぅーと、長く息を吐き出し、再び空気を吸う。

そして、今までにない速度で、袈裟斬り、逆袈裟、横薙ぎ、そして斜めに剣を構えて、くるりと反転し唐竹割りと連続して繰り出す。


パチパチパチと、拍手がされた。


「お見事でございますな」


少女は、額の汗を服で拭うと、拍手をした人物を見る。


「騎士団長どのか」


「はい、異国の剣術とはいえ、素晴らしい腕前。堪能させてもらいました」


「お主には面白く見えるだろうが、我が国の一般的な剣の型だ。面白いとなど言われるとはな」


「確かに、表現を間違えたようです」


「それで?」


少女は、騎士団長に尋ねる。

わざわざ早朝に稽古を見学をしにきただけではあるまい。と。


騎士団長は深々と頭を下げて言う。


「貴族学園に向かうための、ご準備が整いました」


少女は皮肉げに笑うと、騎士団長に言う。


「わざわざ騎士団長自ら使いっ走りか、お主も酔狂な男よな」


騎士団長も笑った。


「お嬢様の剣に惚れた男ですから」


少女は今年、王都の貴族学園に入る公爵令嬢である。

しかし、その中身は違う。彼は少女の中に入り込んだ異国、いや異世界人。


彼は、自分のことを幕臣、名を榊原さかきばら 直之なおゆきと言った。



俺は死んだのか?

反幕の浪士を2人斬って捨てたあと、そうだ。新式鉄砲で撃たれた…。奴は刀すら持っていなかった。

くそう、卑怯者め…。


しかし、時代か…日ノ本はどうなってしまうのだろう。我ら侍は不要とされるならば、時代と共に消えゆくのも道理。


しかし、ここはどこだろうか?

黄泉比良坂か、三途の川か?それにしては何もなし。鬼もおらんし、天女もおらん。

まだ俺は死んではおらんのか?


「いいえ、あなたは死にました」


突然、声が聞こえてきて、腰の刀に手をかけようとするが、


何奴なにやつ!?…あ?…ない!俺の……身体がない」


「はい、あなたは亡くなり、身体はもう消滅しております」


「そうか、俺はやはり死んだのか…」


そうすると、この声の主は…。


「も、もしや、貴方様は阿弥陀様でございますか?ははぁ」


心持ちは平伏しているのだが、身体がないため、声だけで平伏する。


「いえ、阿弥陀様ではないのですがね。女神の一種と思ってください」


「はぁ」


阿弥陀様ではないとしたら、観音様か、菩薩様か、はたまた土地神なのか?とりあえず、神様であるならば、姿勢を正して、話を聞かねばならんな。


「本来、輪廻の輪に加わり、転生する予定でしたが、貴方に頼みたいことがあり、ここに招きました」


「はぁ、よう言うてることがわかりませんが、まずお話をお聞きしましょう」


「私の管轄する世界のひとつで、ある少女が呪われました。彼女は世界から嫌われ、認められず、天寿を全うすることなく死を迎えます。しかし、彼女の呪いが時を戻します。そうして何度も生き、そして殺されます」


「そりゃあ、難儀なことですな」


「肉体は無事でも、彼女の精神は壊れてしまいました。しかし、肉体も含め天寿を迎えなければ、輪廻の輪に迎えられないのです」


「ふむ、ふむ」


「そこで榊原殿。あなたは彼女の身体に入ってもらい、天寿を全うしてもらいたいのです」


「ふむふむ…は?」


聞いておったのだが、なんかとんでもない事を言いなさった。


「俺に女子おなごになれと?」


「はい」


「いやいや、無茶をおっしゃられるな。俺は侍の生き様しか知らん。女子おなごの身体に入るのならば、女子おなごに頼めばよかろう」


「何度か他の方にお願いしましたが、駄目でした。なので強靭な心を持った貴方にお願いしたいのです」


「しかしですなぁ」


「お願いします。あなたが希望なのです」


「いやぁ、しかしですなぁ」


「もし、彼女が天寿を全うできたならば、貴方の死後、残された家族に守護を与えましょう」


「なんと!!むむ、それは…我が一族、御家のためとなれば、致し方あるまい」


「承知していただけますか」


「やってみましょう。御家のこと、何卒お忘れなきよう」


こうして異世界の侍は、少女の世界へと旅立ったのであった。


評価・レビュー等は受け付けておりますが、返信できない場合が多いので、ご承知おきくださいmm


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AI利用状況設定については、設定にて「補助的利用(アイデア出し・資料調査・誤字脱字のスペルチェックなど、補助的な利用)」にチェックして投稿しています。

補助的利用については、「この設定は公開されません。※ただし、コンテストに参加されている場合や、商業化等で作品へのお問い合わせがあった場合など、関係する企業に伝達することがあります」とのことなので、表示されていないようです。

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本作はAI(Gemini)を利用し、作者が文章を書き・AIに校正を行ってもらい・それを再度見直し、修正・削除を行っています。

基本お話は完全に手作りですが、描写等のもサポートしてもらっています。

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