↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一般通過おっさん三木幹男の日記 2026年10月  作者: 三木幹男


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
19/26

2026/10/18 三木幹男のなんでもない休日、公園でティラノサウルスが生えていた。

 今日は何の用事もいれていない。


 休日を休日として休日らしく、つまりは身体を休ませる日として使うのだ。  


 すかっとした広い青空が広がっている。


 10月に入ってからはいつもこの空でお出かけしなよと誘ってきているが、ぼちぼち慣れた。その誘いには乗らない。

 今日の俺はだらだらするのだ。



 昼過ぎ。


 冷蔵庫を開けるとごはんがほぼ底をついていた。


 「その日の気分で食べたいものを決めたい」という俺のくずみたいなわがままにより、買置きは1日するかどうかなので、単に俺のせいである。


 ちょっとその辺に出かけよう。


 自転車を転がし、すいすい〜と風をきりながら、どうしようかなぁと考えた。


 馴染みの惣菜屋でごはん買って、出たついでだから、KYOPOで鉢合わせた馴染みの喫茶店「わか」さんにでも行こうか。



 途中で梅小路公園でわやわやと人が集まっていたので、覗いてみることにした。


 日タイカルチャーフェアを開催しており、そしてフェア関係なくピクニックなりなんなりで人々が賑わっていた。



 公園の広場には、雲一つない青空の下、カラフルなティラノサウルスが20匹位生えていた。  


挿絵(By みてみん)


 ただっ広い芝生の上で、もぞもぞと動いている。



 何を言っているか分からないと思うが、俺も何を言っているか分からない。


 ありのままに今、目の前の光景を話している。


「トライ♪トライ♪」


 いきなり爆音でWANIMAの「やってみよう」がかかった。


 すると、ティラノサウルス達は、もだもだと身動きをし始めた。多分…多分踊っている……!


「やーったことないことも♪やってみよう♪」


 もだもだとくるくるまわり、「やってみよう♪」で両手を突き上げた。



 やってみてるよ、確かに。

すげぇ謎だけど……



 ステージに目をやると、ティラノサウルス3匹がこれもまた、もだもだと踊っていた。


挿絵(By みてみん)


 つまり、ステージでお手本的な3匹のティラノサウルスが踊り、それを見ながらそれ以外のティラノサウルス達が芝生の広場で踊っている。



 ティラノサウルスのティラノサウルスによるティラノサウルスの為のダンスなのである。


 ちなみに俺みたいな「なんかはじまったんやけど……」みたいな遠巻きの人間の観客はちらほらはいるものの、割と多くの皆様方はティラノサウルスに気を取られることもなく思い思いに過ごされていた。


 この異空間を目にして、それはそれで凄くないか?



 太陽も真上で照りつけているのに、ティラノサウルス達は、もだもだと踊っている。


 日陰から見守る、俺…


 暑いだろうよ……がんばれ、がんばれ。



「やってみよー♪やってみよー♪やってみよう!!!」(フィナーレ)



 がんばった。ティラノサウルス達は踊りきった。


 パチパチと拍手を送った。がんばったなぁ。


「練習は以上です。本番も頑張りましょう!!」



 え、これ練習なの?

 というか本番があるの??


 じゃ、今見てたのはティラノサウルス達の謎の自主練……???



「まゆまろがあっちにいる〜」



 まゆまろは京都府のマスコットキャラクターだ。


 まゆまろも生えてるの?今日の梅小路公園。


 ティラノサウルス達の行く末はめちゃくちゃ気になるが、野生のまゆまろの方が俄然優先だ。


 さらばだ、ティラノサウルス!!なんかよく分からんけど、本番?がんばれ!!!



 俺はまゆまろに無事会えた。

 遠巻きに写真を撮り、ほっこりした。



 その後は予定通り惣菜屋で惣菜を買い、「わか」で軽食を食べながら店主の夫婦とKYOPOの話を楽しんだ。


 今日の俺のなんでもない休日だ。


 ティラノサウルスが梅小路公園で生えていたこと以外ー……




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。