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胸の内
いつも着ている服ではなく、違う服を着てみよう。
そう思って選んだワンピースはあまり着る機会がなくてどうしようか迷っていたけど、幸風さんと出掛けるというタイミングで着られたのはよかった…と思う。
似合うかどうか心配だったけど、褒めてもらえたのが嬉しくて思わず笑顔になった。
プレゼントは悩んだ結果、小さな花束とハーブティーを贈ることにした。花束にはピンクのチューリップと かすみ草。ピンクのチューリップの花言葉は「誠実な愛、恋の告白」。出来れば想いが花開きますように、なんて思いながら綺麗にラッピングをした。
歩幅を合わせて歩いてくれる幸風さんはとても綺麗でかっこよくて、とても素敵な人に見えて。そんな人と一緒に歩いていられるのがとても幸せで、そっと目を閉じた。このまま時間が止まって、幸風さんと二人きりでずっと一緒にいられたら。こんな幸せな時間をずっとそばで感じていられるならば他には何もいらないと思えるほどに、愛しく思った。
届かなくていいから、そっと胸にしまいこむだけでいいから、せめて。いつの間にかこんなにも幸風さんを好きになっていたこと、この大切な気持ちを、忘れないでいたい。ずっと想い続けていたい、と、そう思った。




